【あんスタ】貴方の愛を求めます３【朔間零】 (ページ40)

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「そういうことなんで、夏目くんにもAさんのことを紹介したいですし、どうですか？

この後、用事とかありますか？」

驚きすぎて半分以上話を聞いていなかったA。

反応が遅れ、青葉は不思議そうにAの顔を見つめる。

「どうしました？もしかして、お疲れですか？

社会人ですもんね。しかも就職先はあの「リズリン」ですし、外部講師との二足わらじで大変ですよね」

『う、うんっ……今日は遠慮しておこうかな。

また今度、二人の時にでも話そうよ。

そのイメチェンの理由も知りたいしっ』

Aは動揺を悟られないよう誤魔化し笑いを浮かべる。

「あぁ、これは願掛けみたいなもので、眼鏡は俺のお守りなんです。

でもそうですね、今度は二人きりでゆっくりお話したいです。

昔、図書室で過ごした時みたいに」

『そう、だね。それじゃあ、私は仕事に戻るね。

それじゃあっ』

「はい！また……♪」

Aは手を振りその場から去って行った。

「ふふ、相変わらず忙しそうですね。

でもお変わりなくて何よりです♪」

「HoHo～……『せんぱい』、すごく幸せそうな色をしてます！」

「えっ！？そ、そうですかっ？」

「はい！『せんぱい』はあのお姉さんのことが好きな～？」

春川にそう問われ、青葉は困ったように眉をハの字にして笑う。

「そんな……烏滸がましい限りですよ」