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それから、見覚えのない『プロデューサー』に興味があるのか、Aは色々質問をされていた。






「えぇ!?1年生だったんですか!?

落ち着きがあるし、てっきり年上の人かと思ってたよぉ……」

「てことは後輩なんだぜ!オレ、天満光!よろしくなんだぜ!」


『あ、はい。狩間Aです。よろしくお願いしますね、天満さん、真白さん』






そんな時、Aのポケットに入れていたスマホから着信音が鳴り響く。

スマホを取りだして画面を確認すると、Aはしばらく考え込む。








「ん?Aさん、スマホ鳴ってるよォ〜?出ないの?」

『あ、はい。じゃあちょっと出てきますね』






そう言うとAは軽い足取りで藍良たちから少し離れた場所で電話に出た。






「お仕事の電話かな?」

「『プロデュース科』って忙しそうだもんなぁ。

去年もあんずさん、すっごく大変そうだったし」

「『プロデューサー』は頑張り屋さんなんだぜ!」







少しして、Aが電話を終えて戻って来た。







『すみません、皆さん。私、これから少し諸用で席を外しますね』

「うん、わかったァ。Aさんだって忙しいもんね。

おれたちばっかりに構ってられないか」

「ウム!ここは僕たちだけでも大丈夫だから安心してほしいよ」

「はい。お仕事、頑張ってくださいね」


『はい!では、また明日っ』







Aはそう言うと小走りで立ち去って行った。

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作者名:もぶピ | 作成日時:2021年12月13日 21時

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