指定暴力団は１つじゃない【ツイステ】

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リドルが暴走し、生徒らがみんな避難している鏡の外に連れてこられたA。


そこにはルカたちもいた。





「あ、A来た」

「どーだったー？」


『折角のシャッターチャンスだったのに、学園長に邪魔された』





Aは子供っぽく頬を膨らませて拗ねた顔をする。





「ねー。さっきのあの赤毛のおチビちゃん、すげー怖かったよねー」

「ダガー、またAの視覚とリンクしてたの？」

「うん。だって暇だったんだもんー」


『今日のところはもう諦めよう。

さ、帰って記事を作るとしよう。

見出しは……”決闘が死闘に！オーバーブロット事件！”……かな』






ブレてしまっているリドルの写真を手に、Aたちは薄ら笑いを浮かべて寮に帰っていった。


後日、その新聞は予想通り売れたが、リドルの怒りは当然新聞部に向けられた。





「なんだいこれは！？誰も載せていいなんて許可をした覚えはないよ！」


「まぁそんな怒らないでよセーンパイ？」

「そーそー。皆はこうならないようにっていう教訓じゃーん」


『安心してください。新聞はあくまでＮＲＣ内でしか見れません。

紙に特殊な魔法をかけてるので、学園外に流出することもないですよ』


「そういう問題じゃっ！！


…………はぁ…もういい。これ以上ここで討論しても無駄だ。

全く、どこまでも似ている兄弟だっ」






リドルはそう言うと新聞部の部室を出て行った。

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