指定暴力団は１つじゃない【ツイステ】

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「赤いおチビちゃん、すげー怒ってたねー」

「顔を真っ赤にして、フロイドさんが「金魚ちゃん」って呼んでた理由がやっとわかったよ」


『それよりお前達、来月はマジカルシフト大会だ。

新聞部の腕の見せ所だ』






Aはカレンダーを見ながらそう言う。






「マジフトか〜。僕ちょっとやってみたさあったんだよねー」

「海でやるのと、陸でやるのとじゃ全然違いそうだよね。

俺もやってみたい。ねぇAいい〜？」


『はぁ……好きにしなよ。選手に選ばれたいなら、空を飛ぶ練習をしておけばいいだろ。

揃いも揃って、兄さんたちは空を飛ぶのがヘタクソだからね』


「確かに。こないだ見た時、すっごくヘタクソすぎて笑ったなぁ」

「人魚だから仕方ないとか思ってそー、イヒヒッ」






クローとダガーは飛行術の授業の際に見たアズールやリーチ兄弟が箒にまたがっている姿を思い出してケタケタと笑っていた。






「Aも一緒に練習しよーよ」


『僕はいいよ。外からお前達が奮闘してる姿を写真に収めないといけないからね』






Aはそう言って笑顔で断りを入れた。

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