笑顔の裏の裏の裏【ツイステ】 (ページ5)

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その後、Aとラギーは植物園にやってきていた。

「レオナさーん、昼飯買ってきたッスよ～」

「グルル……ん、もう昼か」

植物園の木陰で堂々と昼寝をしているこの者こそが、サバナクロー寮の寮長、レオナ・キングスカラーだ。

「もしかして、午前中ずっと寝てたんスか？

また必修単位落とすッスよ」

「スンスン……お、ちゃんと頼んだもん買えたみてぇだな」

「もー、レオナさんいっつも競争率高いパン頼むんだもんなぁ」

『ご注文のデラックスメンチカツサンドとアイスティーです』

Aはそう言ってレオナの昼食を手渡す。

「ばーか。手に入れるのが難しいからこそ食いたいんじゃねぇか」

「オレはカビさえ生えてなきゃなんでもいいッスけどね。

ま、王子様のレオナさんにはわかんないでしょうけど。ねぇAくん」

『レオナ様はご実家では基本的に肉しか食べないですもんね。

贅沢出来る分、確かに王族の暮らしには憧れがありますよ』

ラギーとAが羨ましそうにそう言うと、レオナは鼻で笑う。