先輩、好きですけど？【瀬名泉】 (ページ17)

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episode 16 ページ17

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「お待たせ、れおくん。」

俺が一方的にしゃべった"告白"は、返事を待たずに、泣いている先輩をほっぽって帰ってきたため、失敗と言われれば失敗だ。

「遅いぞ！何してたんだっ！！」

れおくんと合流すると、近くの洋食屋に向かう。

さすがに騒がれるかなとも思ったが、店員さんは慣れているらしく、驚かれたけど騒がれはしなかった。

「で、なんで昼飯なんて誘ってきわけ？」

席につき、ようやく聞きたかったことを聞く。

「なんだ？おれがご飯に誘ったらおかしいのか？」
「どうせ待ち時間は作曲してたんでしょ？作曲してるときは寝ることすら忘れるあんたが、用が無いのにわざわざ人を誘って食べにいかないでしょ。」

俺がそう言うと、にやりと笑ったれおくん。

「おまえには隠し事ができないな！」
「んで、何か用事？」

パスタを注文し、もったいつけるれおくんをせかす。

すると、れおくんは衝撃の言葉を口にした。

「Knightsとして、もう一度アイドルユニットを結成しないか？」
「っ！？」

なんで今。

かさくんが高校卒業しても「まだ」っめ言ってたくせに、なんで今なのだろうか。

「あとの3人にはもう話してある。あとはセナだけだ。だけど……、」
「……わかってるよ。」

れおくんが言いたいのは、Knightsを復活させたら、今力を入れている俳優の仕事が減るということ。

でも、

「それでもあんたがKnightsを復活させたいと思うなら、俺はついていくよ。王さま(・・・)。」
「ああ、よろしくな！！」

"なんで今なのか"

レオがなぜその質問に答えないのか、泉はわかっていた。

ながら、話を反らしたレオにあえて乗った。

これが、レオの優しさだから。

＊・＊

捏造です。

Knightsの未来はわかりません。

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