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十一話 ページ18

あれからまた少し経った


そしたらまた白い部屋に居た


んー…次は誰かなー



「うぐっ」


上から何か落ちてきて下敷きにされた


あ、中原さんだ


寝てるね


態々私の真上に降らさなくても良くない?


あ、今の状況は私が仰向けで倒れてて、その上に中原さんが居るって感じ


…中原さん寝顔は凄い穏やかなんだよね


あんな好戦的なのにね


「…ちょっと悪戯しよう」


中原さんの頬を指でつついた


「おぉ… ふにふに…」


あ、これ楽しい


ガシッ


「わっ」


いきなり腕を掴まれた


中「何してんだ」


目が怖い上に声が低い!


んー…でも多分寝惚けてるんだよね


怖がんなくていいか


「頬をつついてました
…中原さん今の状況判ってます?」


中「あァ?
今の…状況…

…はァ!?」


中原さんは凄い速さで私の上から退いた


あぁ重かった


でも頬の触り心地は良かった


またやろうかな


…中原さんが凄い焦ってる


説明しなきゃね


「実はカクカクシカジカで…」


中「…詰まり俺達は誘拐されたって事か」


「えっ
あ、はい そうですね」


そっか これ誘拐か


全然気づかなかったわ


感覚狂ってきてるなー
ヤバいねー


『おーい』


あ、天の声だ


中「何だこの声」


『聞こえてるね
何かもう話す事無いから早速お題いくよー
えっとねー…先ずじゃんけんしてくれる?』


「じゃんけん?」


中「何でそんな事を…」


『いいから!』


「…じゃあいきますよ
じゃんけんぽん!」


A:パー
中原:チョキ


「あ、負けた」


『お題いくよー【小瓶の中身を飲んで下さい】だってさ!
えっと…うん、まぁ頑張ってね!』


…先刻まで小瓶なんてあったかな…?


瓶は透明で、中身が黒い


中「明らかに危ねェやつじゃねェか!」


「…これ飲んだら死ぬとかないよね」


まぁ飲まないと出られないし…飲むか


小瓶の蓋を開けて、一気に飲んだ


…意外と味しないんだね


「…飲んだよ」


反応が無い


「_っあ」


いきなり景色が激しく歪んだ


体から力が抜け、床に倒れ込んだ


中「A!」


中原さんが私の名前を呼んだ所で、目の前が真っ暗になった

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(プロフ) - あ… 済みません 間違いです 忘れてました 夜までには全部直しておきます コメントありがとうございます! (2019年6月24日 7時) (レス) id: 449bdc9a82 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - すみません!芥川君の呼び方が、龍君から芥川君には戻っているのですが、これは間違いでしょうか? (2019年6月24日 1時) (レス) id: 7fd268645f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2019年1月30日 19時

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