ひみつな恋 ⑥ (ページ3)

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無事に太ちゃんへのプレゼントを買えた私は、早速宏くんにメッセージを送信すると、数時間後に返信がきていた。

A今日ね、太ちゃんの誕生日プレゼント買ったの。今度、会って渡してもいい?

ひろいいよ。でも藤ヶ谷と別れた後、そのままうち来られる?会いたい。

ひろ今日も早く帰れるように頑張るね。

無事に許可を貰った私は太ちゃんにお誘いメッセージをすると、会えるとすぐに返信が届いた。

太ちゃんにいつ渡せるかなぁ。

渉さんの時みたく、遅れないように今回はちゃんと渡したい。

その日太ちゃんはベルちゃんも連れてきてくれるらしく、一緒にお散歩へ行くことになった。

遂に生ベルちゃんに会えるなんて、凄く嬉しいっ。

約束の日が楽しみでしかたなかった。

その後は午後からの講義に出席する為、そのまま電車に乗って学校へ向かった。

「A、おはよう！久々に会えたねっ。内定、おめでとーう！」

「ふふ、ありがとう。全然会えてなかったよねぇ！」

「今日あの2人も誘って飲み行くこと、忘れてないよね？」

「覚えてるよぉ！楽しみにしてたもん。」

「ならよかった、じゃまた後でねー！」

久しぶりに桃子と会って、直接おめでとうを言ってもらえた。

講義が終わったら信ちゃんと涼くんも一緒に飲みに行く約束をしていた私は、今日をとっても楽しみにしていた。

・

「A、おめでとー！！」

「ふふっ、ありがとう！なんか恥ずかしいっ。」

「これで無事、来年からみんな社会人だなー。」

「本当によかったぁぁ。」

「ふははっ。俺ら、Aちゃんなら絶対大丈夫だと思ってたけどねぇ。」

「そんなことないよー。私、凄く緊張しちゃって本番に弱いタイプだもん。」

遂に私も無事内定をもらえて、いつもの4人で居酒屋に集まってお祝いをしてもらっていた。

「今日はうちらの奢りだからねっ。」

「わーいっ！美味しいモノ頼んじゃおーっと。」

「何食べる？」

隣に座る涼くんがメニューを広げてくれて、なにを食べるか悩んでいた。