僕的生き方

夢をみられない ページ46

7 years ago 宮舘side







城「まあ、面識はあるだろうけど一応自己紹介しとくか。」


『…はい、水上Aです。
よろしくお願いします。』


岩「岩本照です。」


深「深澤辰哉でーす。」


宮「宮舘涼太です。」


渡「渡辺翔太。」


佐「佐久間大介です。」


阿「阿部亮平です、よろしくね。」


城「後は若い人達同士で…みたいな感じでいけそ？(笑)」








"夢をみられない"








いままで穏やかな顔をしていた水上くんが、城山さんにそう言われた瞬間だけ、その瞳をグラッと揺れさせて唇を噛んだように見えた。


そんな水上くんの顔を見た城山さんは、優しく笑って水上くんの肩をポンポンと叩く。


城山さんは俺らJrには厳しい印象があったから、その様子に少し驚く。



城「時間はたっぷり取ってあげたいんだけど、ごめんな、この後みなは仕事あるから昼までで。」


『すみません。』


深「いや、忙しいのにありがとう。
あと1時間強だな。」


城「じゃあ…何かあったら呼んで。」



俺たちを仲介してくれた城山さんが部屋を出て行って、この空間には7人だけ。


小さめな円形の机を囲む。


自分で言うことではないけど、俺たちは後輩からは怖がられがちだし、囲まれたら怖いよなと思いつつも、やっぱり品定めするような視線を向けない訳にはいかない。


水上くんの加入には5人は肯定的だけど、感情論に過ぎないと思うんだ。


現実的に考えて、新しいメンバーが増えることのメリットが見えない。


…現実的に考えたら、受け入れないということも不可能なのはわかっているけれど。


だからといって諦めてOKを出せるほど、プライドが無いわけじゃないから。



岩「…滝沢くんから経緯は何となく聞いた。
ジャニーさんの勧めだって。
俺たちが聞きたいのは、水上くんがSnow Manに入りたい理由と、覚悟。」



こういうときにまとめるのは大体が照だ。


リーダーは決まってはいないけれど、俺たちのなかでリーダー的役割を担ってくれているのは彼で間違いないだろう。








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