検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:233,232 hit

oblivion-忘却-12/O ページ35

・・・・どうして


どうしてこの三日間に起きたことを


忘れてたんだろう・・・?


どうして普通に


一日の休暇を過ごしたんだって


思いこんでたんだろう・・・?


ニノが・・・・休み・・・・・・?


ニノだけ・・・・


どうして俺達の中から欠けてる?








「どうかした?リーダー。」


顔色を失った俺に、松潤が声をかける。


「ねぇ・・・松潤、ニノは?
今日、ニノはどうしてる?」


「どうしてるって・・・・、アイツ休みだろ?」


不思議そうに笑って松潤が俺を見つめる。


「どうしてそう思うの?
どうしてニノだけが俺達の間から欠けてる?」


「リーダー?」


「松潤、思い出して。
この三日の間に俺達に何が起きたのか。」


「・・・えっ?」


「この写真だって不思議に思わない?
ニノ・・・・。
なんでこんな寂しそうに笑ってるの?
その理由を俺達知ってるハズだよ?」


「・・・・・・・・。」


「俺達、誰に追いかけられた?
誰に何された?」


「・・・ニューチルドレンって聞いたことあるだろ?」


・・・松潤は俺から写真を渡され、じっとニノを見つめる。


しばらく微動だにせずそれをじっと見つめた後、口元に手をやり顔色を失った。


「・・・・・大変だ。
なんで忘れてたんだ?
どうやって俺達帰ってきた?
なんでニノのこと、休みだなんて思ってたんだ?」


松潤はすぐさま携帯を取り出しどこかに電話をする。


「ニノ・・・ダメだ。
電話に出ない・・・・・。」


「アイツ、携帯俺んちに忘れたって言ってた。
今頃俺の家のどこかで鳴ってるだけだ。」


「クソッ!!!!!!」


松潤は舌打ちすると、すぐ別の番号に電話を入れた。


「リーダー、相葉さんと翔さんに連絡するぞ。」


焦りと不安と怒り・・・・


そんなものが松潤の顔に浮かんでいた。

oblivion-忘却-13/J→←oblivion-忘却-11/O



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (402 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
208人がお気に入り
設定タグ:大野智 , 二宮和也 , 大宮   
作品ジャンル:SF
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あさり | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/a-ground/  
作成日時:2012年4月11日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。