【テニプリ】近くて遠い【財前光】

チャンス ページ33

光side



Aとは、なんも進展ないままで、


月日だけが流れてく。






あいつの好きなやつて誰やねん。






そんなことを考えながら、


家の玄関を開けて帰宅。







光「ただいま。」



光母「お帰り。
そうそうこれ作りすぎたから、Aちゃんの家におすそわけしてきて！」



光「はぁ〜？
なんで俺がもってかなあかんねん。」





めんどくさ。


なんで俺やねん。


さっきまで一緒におったのに。





とは思いつつ、


Aの話をすると自然に口角が上がる。




でも、めんどくさいことには変わりない。







光「自分ら仲いいんやし、自分でもっていきーや。」









おっ…


ちょっと待てよ…




コレはチャンスや。






Aの家に届けにいったついでに


聞いたらええんや。




登下校は学校から近いからゆっくり話す時間はないし、


校内ではいつも美香と一緒におるから聞けへんしな。





我ながらええ策かも。





光「やっぱ、俺持っていってくるわ！」



光母「助かるわ。ありがとうな。」









俺はもう一度靴を履いて


Aの家に向かった。

お母さん→←夏

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