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204 - 本編 ページ44

【渋谷事変2】 五条悟単独





A
「ふざけんなッ!!私は行く!!」


七海
「伏黒君!猪野君!Aさんを抑えて!」


伏黒
「落ち着けA!」


猪野
「ほら、暴れない!」


A
「離せ!!」


暴れる私を恵が羽交い締め日して抑える。
尚も暴れる私に建人さんが諭すように声を掛けた。


七海
「Aさん、落ち着いて下さい。」
「上は五条さん単独で任務に行かせてるんです。」
「この意味、分からないわけがないでしょう。」


私だって馬鹿じゃない、分かってる。
悟を1人で行かせる意味、術師の被害を最小にする為。
それ程までに相手が強いという事。
私達が行ったらきっと無駄死にが増えるだけ。

わかってるよ、そんなこと。

わかってるけど、


伏黒
「良く考えてみろ、A。」
「あの五条先生が負けるわけねぇだろ。」


七海
「そうですよ。」
「あの人の事だからケロッと帰ってきますよ。」


A
「でもっ…!!」


悟が負けるなんて想像できない。

でも、彼が死んだら?

私には何も無くなってしまう。

何も。

またあの時の私に元通りだ。


七海
「五条さんを信じて待ちましょう。」


猪野
「それに俺達はバックアップをしねぇと!な!伏黒!」


伏黒
「はい。」


恵は私の拘束を解き、柔らかく笑いかけて私の頭を撫でる。


伏黒
「大丈夫だ。」


A
「………。」


大丈夫だと、何も無いと信じたい。
でも、この感情はなんというのだろうか。

漠然とした不安が私の心を蝕んでいく。


A
「……クソッ。」


ここで大人しく待機している事しかできない私の実力が酷く憎い。
もっと私に力があれば、こんな思いをしなくてすんだのかもしれない。
なんて、ありもしない考えが頭にふっと浮かんで静かに消えた。


七海
「私達は一般人の保護を優先に待機しましょう。」





きっと大丈夫。

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mito(プロフ) - みるたそさん» 確かに本誌辛いですよね…。 (2021年3月9日 17時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - mitoさん» お風呂ネタ意外と好きなんですよ〜苦笑自分は変態かっ!本誌が辛いのでmitoさんの小説で癒されています!^ ^ (2021年3月9日 17時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» お風呂いいですね!思いつきませんでした!書いてみます! (2021年3月5日 7時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)
みるたそ - リクで、一緒にお風呂に入ると駄々をこねまくる五条さんと夢主が一緒にお風呂に入り、湯船に浸かっている時に首を甘噛みして甘えて来た五条さんに仕返ししてじゃれあったり、体を洗いっこするまで出ないという五条さんを渋々許したりする甘々が見たいです^ ^ (2021年3月4日 22時) (レス) id: 2548faf38b (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - みるたそさん» 全然大丈夫です!!むしろそう言って貰えて嬉しいです!! (2021年3月3日 21時) (レス) id: 015c2c805f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:mito | 作成日時:2021年2月25日 16時

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