五条家の落し物3【呪術廻戦】

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【みるたそさんリクエスト】 愛と嫉妬


＊


五条
「…A、手見せて。」


私の手を取られ、手首に付いた赫い跡を悟の長い指がそっと撫でる。


五条
「…ごめんね。」


申し訳なさそうに長い睫毛が伏せられ、赫くなった手首にそっとキスを落とされる。


五条
「ごめん、力入り過ぎた。」


A
「かなり痛かった。」


五条
「ごめんって。」


A
「てか悟があんなに怒ってるの初めて見た。」


五条
「そう？」


A
「大人気ない。」


五条
「えぇ！？」


A
「嘘。」
「嫉妬してたの、……少し可愛かった…。」


五条
「うわ、めちゃくちゃ抱きたい。」


A
「雰囲気ぶち壊し。」


五条
「ごめん、Aが可愛くて。」


先程とは打って変わって、蒼い眼をキラキラと輝かせて私を見つめる悟。


五条
「優しくするから、抱かせて？」


ふわりと優しく笑い、私の頬へ手を触れる。

そんなに優しく笑ったら断れないじゃないか。


A
「…いいよ。」


五条
「じゃあ遠慮なく。」


言うが早くひょいっと抱き抱えられ、サッサと寝室へと運ばれた。


＊


A
「優しくするって言ったよね！？」


五条
「やっぱ無理。」


A
「えっ。」


＊


みるたそさん、リクエストありがとうございました。

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