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そうして私がナッツクラッカーの体力をじわじわと削るうちに不知さんがナッツの“仕掛け”の仕組みを読み取り、才子さんのとどめの一撃で勝負がついた。
「綺麗に……なりたい、」
不知さんは腰を抜かしていた。
そして私達に訪れる、しばしの休息。
……
「おおォ？！誰だよこんな乙な事してくれたのはァ！！」
「ぐ……が、」
「お前のビブレーション、仲間達にも聞いてもらおうぜエエエ！！！！」
声のするほうへ駆け出していた。
不知さん達も、クインケもその場に置いて、なにも言わずに、ひとりで駆け出してた。
頭痛がするほど響く放送の声の主のもとへ。
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作者名：惰 | 作成日時：2023年7月21日 23時
