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百戦錬磨0-8 ページ8
目を開けると、辺りは漆黒に染まりきっていた。
何事かと思うと同時に、脚が小刻みに震える。
何もできぬまま蹲っていたが、暫くすると声が聞こえた。
『ふふ、あと少しだ』
『あと少しで、世界は…………ッ!』
それは聴き慣れてしまった、「憎悪」の声だった。
固唾を飲んで耳をすましていると、また声が響いた。
『本当に馬鹿な主だ。もうそこまでだというのに』
馬鹿な主…………私のことだろうか。
それに、「そこまで」とは何のことだろうか。
先程のことと何か関係が…………。
何にしても、腹の立つことこの上ない。
『さあ、終焉の刻だ!』
世界が危ない。
一瞬で悟った。
ラッキー和菓子
おしるこ
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作者名:月瀬こうめ | 作成日時:2018年3月14日 20時