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神威がまたニコニコしながら続ける。



「えー、まだ決まってない無いの?そろそろ返事して貰わなきゃ困るヨ。
俺達もあと少ししたら地球を発つんだからサ。まぁ、次来た時でも良いんだケド……何時になるか分かんないからネ。」



くるくると三つ編みをいじりながら話すその姿は、女の子と言われても全く違和感無いほどの可愛げがある。



『……可愛い。』



はっ、と出た本音を隠すように口元を手で覆う。
神威はニコニコとしているが、明らかに不服そうにしている。
もういいや、とばかりに私は本音を吐いた。



「可愛い?俺が?何、ふざけてんの?殺しちゃうぞ?」

『いやいや、その三つ編みいじってんのも、とにかく可愛いから。そこらの女の子より女の子してたからナ?』

「……はぁ。可愛いとか、俺には似合わないから。」

『似合ってるから言ったんだヨコノヤロー。』

「……なんだヨそれ。面白いコトを言うネ、お前は。」

『そりゃどーも。』

「お前のそういうトコ、嫌いじゃないヨ。気の強い女は好みなんだ。」

『何だそりゃ、キショクワリィ。』



そうこうしている内に、神威が笑った。いつもの薄っぺらい、胡散臭い笑みじゃなくて、本気で笑ってる。
意外とこいつ、年相応な笑い方すんだな。


それを見てると、なんだか私も笑えてきた。
2人して笑っていると、目のタヒんだオッサンが現れた。



「んな所に居やがったのか、このスットコドッコイ!!
……ん?なんだァこの嬢ちゃ、ん……っ!?」



オッサンは何かを察知したようだ。
何を感じたと言うのだろう、この場所……この暗い路地裏には私と神威しか居ない、というのに。

敵の気配も無い。じゃあ何故だ?



「アンタ……そんじょそこらの夜兎じゃねェな。」

「こいつは俺の従兄弟だヨ。あ、A、こいつは阿伏兎。俺の部下だヨ。」

「従兄弟だァ!?そりゃ……いや、違ェな。それだけじゃねェ。アンタの血の匂いか……。」

「何、どういうコト?」

「……徨安、か。大戦で廃れた夜兎の母星で生きてきたからだな、その体に流れる血の匂いがそこらの夜兎と違うのは。」

『……よく分かったナ。流石だネ、長年生きてきたから分かったみたいな?』

「…おいおい、俺ァまだ32だぜ?そりゃ、お前さんからすりゃオジサンだろうがよォ。オジサン悲しい。」

『……え"。』

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めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは^ - ^もしかして、なんか薬とか盛られてるのかな?続き楽しみです! (6月26日 16時) (レス) @page15 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - あ、すみません、正しくは12話、13話でした! (6月12日 17時) (レス) id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 初見です!終推しなので11話12話辺りで死にそうでした…。今後も更新頑張ってください! (6月12日 17時) (レス) @page14 id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神舞 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月30日 13時

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