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肩を持たれ、ぐわんぐわんと揺すられる。
だんだん気持ち悪くなってきた。



『ちょ……銀ちゃん、やめ……吐きそう……。』

「あ、悪ぃ悪ぃ。
いやいや、宇宙海賊なんて職業辞めといた方がいいって、絶対ェ。
他人の俺がどうこう口出すのは野暮だって分かってらァ。けどよォ、お前ェにゃ幸せになって欲しいからよ。」



にしし、と銀ちゃんが歯を見せて笑う。
その笑顔は、今日見た空を彷彿とさせた。



『……ありがとう。けど、今はそんな事考えてられないんだ。考えるのが怖いから……。
自分、っていう曖昧な信用を勝ち取るより、圧倒的な力、っていう信用を勝ち取る方が良い、って気付いたから。』



そう言うと、銀ちゃんはふ、と微笑んだ。



「お前らしい、ちゃァ、そうなるなァ。
まぁ、てめェが幸せなら俺ァ満足だ。
お前がもし悪党になっても、俺達ァ絶対お前を連れ戻してやらァ。どんな立場でも、俺達はお前の事、信じてっからよォ。」



そうして頭をわしゃわしゃと撫でられた。

“信じてっから”
この言葉につい不信感を覚えてしまう。けど、銀ちゃん達が言うこの言葉は、きっと本物なのだろう。



『……本当に、信じても、良いの…か……?』



きょとん、と目をぱちくりとさせる銀ちゃん。
そして、にかっ、と笑った。



「ったりめェだろ!!そうじゃなきゃ、今こうやってお前と話してねェよ!」

『……ふ、知らネーからナ?私が悪党になって、銀ちゃん達を本気で殺ろうとしたら、どうするんだヨ?』

「そん時だってお前の事、本気で止めてやらァ。止められねェなら、責任もって俺の手で殺ってやるわ。」

『……そか。
………あー、本当。銀ちゃんにだけは上がらないな、頭が。』

「そうだろ??パフェ奢りな。」

『そんぐらいてめぇで払いやがれ。
……まぁでも、私は銀ちゃんと違って金持ってるからネ。今日は気分が良いから奢ってやるヨ。』

「んだそりゃ、めちゃくちゃバカにされたじゃん、俺。」

『要らないなら良いケドサ。』

「さっすがA!!もうマジ最高だわ!!」



手のひら返しで私と肩を組み、背中をバシバシ叩いてくる銀ちゃん。本当に調子の良い奴だな。




「あー、やっぱうめェわ。マジ最高。
やっぱ甘ェモンは正義だわ。」



頬に手を当てて美味しいアピをする銀ちゃん。
私は人並みに甘いものとかは好きだけど、特別好きな訳でもない。

その代わり、ご飯はたくさん食べるケドネ。

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めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは^ - ^もしかして、なんか薬とか盛られてるのかな?続き楽しみです! (6月26日 16時) (レス) @page15 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - あ、すみません、正しくは12話、13話でした! (6月12日 17時) (レス) id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 初見です!終推しなので11話12話辺りで死にそうでした…。今後も更新頑張ってください! (6月12日 17時) (レス) @page14 id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神舞 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月30日 13時

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