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「気に入らねェ。残虐者が、何幸せそうな顔してやがんでィ。」



聞き覚えのあるその声に、バッ、と顔を上げた。
傘を少しずらし、その顔を見てみると、怒り……というより、嫉妬に近い顔をした沖田が居た。

残虐者、ねぇ。よく何にも知らないくせに、んな事言えるよなぁ。



『……あのサー。残虐者って、何なの?私があの子になんかしたって言う現場、見た事ある訳?大体、ケーサツなら証拠とか、ちゃんと集めるべきなんじゃないの?
あの子の傷だって、私が付けたって言う確証は無いだロ。』

「……ンなもん、知らねぇなァ。俺達チンピラ警察がそんなの必要としてねェって事ァ、てめェが1番知ってんだろィ。」

『ふっ、やっぱり、所詮は幕府の犬だナ。』

「俺ァ近藤さんに着いてくだけだ。」

『……話が通じないな。手を離せ。』

「やだっつったら?」

『その手を引き千切る。』



臆する事無く、睨みながら言うとチッ、と舌打ちを漏らす沖田。



「……ほんっと、ムカつくわ、お前。
終兄さんに何しやがった。」

『何もしてねぇヨ。』

「何もしてねぇ訳がねぇだろィ……。
俺にも何しやがったんでィ。」

『だから、何にもして……っ!?』

「さっきから言ってるが、何もしてねェ訳ねェだろィ。



だったら、この変な感じは何だってんでィ。」



どん、と、上から覆い被さられる。
怒った顔の割に、私を見つめるその目には、明らかな熱意が込められている事に気付いた。



『な、にして……!!』

「るせェよ、黙ってろィ。」



人が居ないとは言え、外でこんな事をするコイツの思想が信じられない。
ググ、と、コイツが怪我しない程度に押すが、それではコイツを推し返せない。
そうこうしている内に、私の首筋に沖田の顔が埋められた。



『いっっ……!!』



痛みに顔を顰める。ドンドン、と強めに胸板を押すが、まだ退かない。
流石にこれ以上はまずい。本能がそう理解した瞬間、ソイツを吹き飛ばした。



「いっでェ……何しやがる……っ!?」

『サイテーっ……この、ゴーカン魔っ!マジで……っ無理……っ!!タヒねっ!!』



沖田が起き上がる前に、私は泣きながら駆け出した。


















『銀ちゃ〜ん〜っ!!』

「どうしたんだお前……っうおっ!?」



思いっきり銀ちゃんに抱きつく。
割と本気で怖かったからな?



『アイツが……沖田がぁ…無理矢理……っ…うぁぁ…っ…!』

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めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは^ - ^もしかして、なんか薬とか盛られてるのかな?続き楽しみです! (6月26日 16時) (レス) @page15 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - あ、すみません、正しくは12話、13話でした! (6月12日 17時) (レス) id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 初見です!終推しなので11話12話辺りで死にそうでした…。今後も更新頑張ってください! (6月12日 17時) (レス) @page14 id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神舞 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月30日 13時

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