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今日もとりあえず、昨日のように、屯所の前で傘をさしながら眠った。いつの間にか被せられていた毛布を被りながら。春とは言えど、夜は肌寒い。



深夜、ざ、ざ、と足音が聞こえたので目が覚めた。
まだ日も昇っていない。

誰だ?と、薄く目を開けてみると、黒い服を着たアフロが近付いてきた。
……あれ、確かコイツ、真選組の三番隊隊長じゃ無かったか?

警戒しながらも、気付かれないように傘を力強く掴む。


ふわ。と体が浮いた。
何をするんだ、と更に警戒を強めたが、降ろされるまでじっとしていようと思った。
このままでは身動きが取りづらいからだ。

アフロは私だけでなく、私の傘まで持っている。

暫くすると、ふわ、と自分とは違う匂いに溢れた布団に優しく降ろされた。


そして、当のアフロは、隣で別に敷かれた布団に横たわった。



何が目的だ。とは思ったが、久しぶりの布団と、それによる睡魔には勝てなかった。




━━━━━━━━━━━━━━━



俺は人と話すのが苦手だ。
しかし、だからと言って人に興味が無い訳では無い。

俺は知っている。
人一倍強いAさん。
その美しさの理由を。
強い理由を。
人一倍、という努力を。
その努力の美しさを。

微笑む姿。
夜、1人でトレーニングに励む姿。
時には自分達に何かを聞く姿。

白すぎる肌に汗を流す姿は、Aさんには悪いが、どこか扇情的で、胸が跳ね上がる。

女性らしく細い体からは、どこから出るかも分からない強さを発揮し、頼もしく、それにさえもドキ、とする。


それらを見てきたから。
それを感じてきたから。
それらに惹かれたから。

俺はあんな噂になんて騙されない。
Aさんの辛そうな姿も見たくない。
でも、俺にはそれを主張できるような勇気も無い。
自分でも呆れるほどに。

だが、せめてここだけでは、安心して欲しい。
こんな事しかできない俺だけど、貴方の潔白を知っています。
だから、せめてここだけでは、安心して下さい。いつものキラキラした感じを見せて下さい。



朝、Aさんより先に起きた。
彼女の寝顔が床に反射する朝日に映えて、すごく綺麗だ。部屋に入れた自分を悔いた。正直に言うと、理性が……。


ぶんぶん、と頭を振って、穢れた思想を取り払う。
仕事だ、仕事。とりあえず、Aさんはここに寝かせておこう。

起きた時には、少しだけでも話ができればいいな。

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めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは^ - ^もしかして、なんか薬とか盛られてるのかな?続き楽しみです! (6月26日 16時) (レス) @page15 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - あ、すみません、正しくは12話、13話でした! (6月12日 17時) (レス) id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 初見です!終推しなので11話12話辺りで死にそうでした…。今後も更新頑張ってください! (6月12日 17時) (レス) @page14 id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神舞 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月30日 13時

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