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かつて自分を拾ってくれた人たち。
故郷の亡き母の元を離れ、行く宛ても無く彷徨い、辿り着いた先が地球だった。

路頭に迷っていた矢先、自分を見つけ、快く迎えてくれた人。

この力を、この人達の為に使おう。
そう、何度だって思った。




なのに、














「よくのうのうと面出せるな。」

煙草を燻らせる。

「今回だけは土方に同意でさァ。てめェの面見ただけで吐き気がすらァ。」

刀に手をかける。

「もう、俺達の前に姿を現さないでくれ。」

体すら向けない。

あぁ、そういう事か。



冷たく刺さるその視線。

その端でくす、と悪魔が笑うのが見える。



嵌められた、そう気付いたものの、弁解する気になどはなれなかった。


初めて信じられた人達。
でも、またこうやって裏切られる。
どうせ、弁解しようとしたとて、相手にされないのがオチだ。
話したって意味が無い。彼らの中で、どちらが正義でどちらが悪かなんて、もう決まってる事だから。



それなら、




『はっ、上等だコノヤロー。もうこんな所には来てやんねー。こっちから願い下げだヨ。』


『今 ま で お 世 話 に な り ま し た ぁ ー』

嫌味を込めて言う。


そうして、屯所を出ていった。








『って事があってサー。これからどうしよっかなーって。』

「ったく、やっぱり幕府の犬はダメだなァ。んなぽっと出の噂信じまってよォ。」


鼻をほじりながら、他人事のように話を聞く銀ちゃん。
いや、確かに、コイツからすりゃ他人事かもだけど、もっと真剣に聞いてくれたって良くね?


「ホントネ。税金泥棒のクセしやがって、そんな事にも気付けないアルか。私がその根性、叩き直してやるアル。」


怒りを露わにいて手を鳴らす神楽ちゃん。
いや、親身になって話を聞いてくれるのは嬉しいけど、流石にそこまでしなくても、自分でできるから大丈夫だよ?


「そんな事はしちゃダメだけど……でも、それは流石にどうかって思うよね。ホント、気が抜けてんのは江戸の人達とか言ってくるくせに、自分達の方がたるんでんじゃないの?」


唯一の常識人のメガネ……じゃなくてぱっつぁん。
でも、私の事になると結構えぐい事言い出すんだよなぁ。ま、実際そうだって言う事が多いんだけど。


『ホント、私にとって癒しなのって、アンタらだけだヨ...。神楽ちゃん、ぱっつぁん。』

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めぐぽん(*´・∀・)(プロフ) - こんにちは^ - ^もしかして、なんか薬とか盛られてるのかな?続き楽しみです! (6月26日 16時) (レス) @page15 id: baf8bee298 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - あ、すみません、正しくは12話、13話でした! (6月12日 17時) (レス) id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)
シュークリーム - 初見です!終推しなので11話12話辺りで死にそうでした…。今後も更新頑張ってください! (6月12日 17時) (レス) @page14 id: 5dbe0a5f3f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:神舞 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年3月30日 13時

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