沢山の愛を、沢山の幸せを。 (ページ15)

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ナ「前からちょっと疑問だったんだけど、

君たちメンバーって本当にメンバーとしてだけの関係なのかな？」

ナ「あ、気を悪くしないで聞いてね？

いや、いつもメンバーの人達がAさんを頑なにガードしてるの見てて、ちょっと、ほら、異常なんじゃないかなって思って。」

ナ「連絡先の交換もメンバーから言われてるんでしょう？

それについて、Aさんはどう思ってるのかなって思って」

A「それってどういう意味ですか？」

ナ「え、？」

自分でもびっくりするぐらいの低い声

やばい、ぶん殴りたい

A「だから、何が言いた「お疲れ様です、A借りますスミマセン、失礼します」

そう聞こえてすぐ、誰かに腕を引かれた

当たり前かのように私を連れて歩き出す前の人(あれ、多分目線私と同じぐらい)

A「ちょ、あの野郎今すぐに「落ち着け、A」

その人は振り向かずにゆっくりと元来た道を進んでいく

腕にあった手は私の掌へと流れ、諭すようにグッと、でも優しく握ってくれた

そのまま長い通路を二人黙々と歩く

A「あいつ、ヒョン達を馬鹿にした」

「うん。」

A「許せなかった」

「うん。」

A「、、また、私のせいで、メンバーが、

SEVENTEENが、悪く言われた。」

ぽろぽろと涙が落ちる

あれからずっと泣かなかったのに、
もう泣かないって決めたのに、

誰かに見せれば心配を掛けてしまうから、

こんな姿、誰にも見せないって決めたのに

A「悔しいよ、ジフニヒョン。」

口から溢れた言葉に、足が止まる

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