◇第二百六章◇ ページ13
たま『それでは、倉庫へ行って参ります』
貴方「たまさん、必ず電源ボタン押しに戻ってきます」
たま『ありがとうございます。信じています』
スナックお登勢の倉庫の前まで付いて行き、電源が落とされたたまさんを確認した。
神楽「もし私たち全員ウイルスに感染したら、たまはどうなるアルか」
銀時「誰かが押してくれるまで、永遠に起動する事は無くなるだろうな」
新八「そうならない為にも、絶対に生きて帰りましょう」
神楽「おう!」
気合十分の二人に流されそうになったところだったが、あれ?何これ、神楽ちゃんと新八くんも参加しちゃう感じ?いや確かにジッとしていられないのは分かるけど、こんな危険な事に二人を巻き込む訳にはいかなくない?
銀時「ちょっと待った、お前らは此処にいて良いから」
神楽「嫌ネ!!絶対銀ちゃんとAに付いて行くアル!!」
銀時「駄目なものは駄目なの!!」
新八「銀さん、僕達の事信用してないんですか!?」
銀時「いや信用するも何も無いからね、分かってるの?舞台は吉原なのよ?此処より何倍も危険なのよ??お母さんそんな危険な場所に子ども二人も連れて行けません」
貴方「誰がお母さん?」
此処普通シリアスなシーンじゃないの?懸命に子どもたち説得しようとするシーンじゃないの?お母さんって何。確かにお母さんの存在は偉大かもしれないけど。
新八「それでも、ジッとしてるなんて出来ません!」
神楽「そうアル!!役に立たないかもしれないけど、せめて何か手伝いたいネ!」
真っ直ぐ伝えてくる二人に何も言い返せなくなってしまった様子の銀時は、溜息を一つ吐き出した。
銀時「分かった。ただし、お前らは吉原じゃねぇ。歌舞伎町の方をよろしく頼む」
許可を下され、神楽ちゃんと新八くんの表情が変わった。
お登勢「でも、任せるったって何をすれば良いのか分からないだろ」
銀時「大丈夫、やる事は単純で簡単だ。お前らなら出来る、が……」
新八「何ですか?」
銀時「お前らの仕事はただ一つ。感染者を殺す事だ」
躊躇無くハッキリと内容を伝える。当たり前だが、当の本人たちの顔色は少し青ざめた。
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鬼灯(プロフ) - 初めまして…!!続き楽しみにしてました、既に好きです!!!!シリーズ最初にリンクの貼ってあったヒカリ証明論も聴かせて頂きました…滅茶苦茶に歌い方も好みでした((((これからも応援してます!! (2021年9月5日 18時) (レス) id: 9ea7ca46b0 (このIDを非表示/違反報告)
またまた - 初めまして!最高でございます、はい、、大好きです!!!!!これからも応援しておりまする!! (2021年8月4日 1時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)
レナ(プロフ) - おかえりなさい!続き凄く楽しみにしてました。 (2021年6月19日 6時) (レス) id: 03c126c95f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:LAZU(らず) | 作成日時:2020年6月27日 8時