恋をするということ２【緑間真太郎】

本気（翔side） ページ41

初めてAちゃんに会った時・・





正直・・ただのすげー可愛い子位にしか思わなかった。





まぁ・・これだけ可愛い子はなかなかいねーけど。





それでも俺はこう思ったわけよ・・





どうぜちやほやされてんだろ・・とかね。





でも違った。





その可愛らしさからは想像も出来ない気の強さ！





しかも毒舌・・(笑)





まさか初対面の俺にあんなに熱く緑間の事を語るとは思わなかったわ。





普通はさ・・大体気付くぞ？





『ああ・・私は緑間君の事が好きなのかもー』・・とかさ。





それなのに今やっと気付くとか・・





まじ遅いっての・・(苦笑)





永田と歩く後ろ姿を見て泣きながら・・





『私・・緑間君が好きです』





なんて言われちゃうとそれ以上手は出せなくなっちゃうよねぇ・・





心に隙がないっていうか・・





その瞳に映っているのは緑間しかいないっていうか。





翔 「それにしても・・相手が永田とかまじなんなわけ」





永田碧・・





落ち着いた雰囲気で見た目美人系。





でのその見た目とは違って案外気さくで話しやすい女だった。





その所為か永田はすげーモテたし告白されてる場面に何度も遭遇した。





まぁ俺はAちゃんがタイプだけどねぇ。





【友達】として付き合うには本当に最高な永田・・





その所為か俺に結構色々話しをしてくれる関係になった。





きっかけは俺だ・・





その所為で利哉が永田に目を付けた。





その時利哉は別に付き合っている女がいたんだけど・・





それを捨てて永田へ猛攻撃をしかけ・・





その結果永田は利哉に惚れた。





利哉はいい奴だ・・俺ら限定だが。





大体・・





利哉が１人の女と付き合うとかあり得ないんだよ・・





いつも２〜３人での進行形だからなぁ。





始めは永田の時もそうだった。





でもある日・・





利哉 「翔・・俺碧の事・・いや・・なんでもねーや」





これが利哉が俺に永田の事を言った最初で最後・・





恐らく『本気になった』・・だと思う。





利哉が女と向き合うのは本当に初めてで・・





影ながら俺は応援してた。





でも・・ちょっと遅かったのか？





利哉がそう思い始めたと知らない永田は利哉の浮気癖に悩んでいた・・





そんな永田の前に現れた緑間・・





何かが起こるんじゃないかと俺の心は少しだけざわついていた。

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