自覚 ページ40
前を歩く2人の後ろ姿は本当に絵になる。
you 「・・綺麗な人ですね」
思わず呟いた私に・・
翔 「Aちゃん覚えてる?○○で会った男・・あいつが永田の彼氏なんだわ」
you 「なるほど。確かにイケメンでしたね」
でも・・私は苦手だ。
翔 「利哉も本当は永田の事思ってると思うんだけどな・・少しあいつは・・」
そう最後は口を濁した。
あの碧さんの雰囲気から言ってもきっと2人には何かがあるのだろう。
私が感じた位だ・・
緑間君はもっと感じだはず。
あんな心配そうな顔をして碧さんを見つめて・・
you 「翔さん・・私少し寄って行きたい所があるのであっちから帰ります」
もうこれ以上緑間君を見ていたくない・・
翔 「ん〜?・・じゃあ俺も付いて行こうかなぁ・・いい?」
you 「私1人で行けま「良いから俺の言う事聞けって・・」」
すっと私の頭を自分へと引き寄せた後私の前に立って・・
翔 「おーい・・お2人さん〜!俺とAちゃん少し寄って行きたいとこあるからここで。
永田また明日なー。緑間も気をつけて帰れよー」
緑間 「なっ!?高月真っ直ぐ帰らなくては「大丈夫!緑間君は碧さんを送ってあげて?」」
翔さんの後ろで少し自分の気持ちを整えた後・・
きちんと緑間君の顔を見る事が出来た。
you 「じゃあね!碧さんもお気をつけて・・」
・・翔さんと歩いて行く
今振り返ったら緑間君はまだ私達をみているのだろうか?
見てくれているという小さな期待と・・
もう2人で歩き出しているという真実を知る不安が私を襲う。
足を止めそっと振り返ると・・
you 「・・そうだよね」
そこに2人の姿は無く、すでに先を2人並んで歩いていた。
翔 「本当は行きたい所なんてねーんだろ?ったく・・不器用だな」
そう言って私を後ろからそっと抱き寄せた。
you 「ごめんなさい・・私・・」
翔 「謝る事じゃねーよ。落ち着くまで俺が一緒にいるから・・」
傍にいてくれるのが当たり前になっていた・・
いつも私を助けてくれて・・
隣で文句を言ったり怒ったり・・
そんな緑間君との関係が変わる事はないと・・
そう勝手に思い込んでいた。
you 「私・・緑間君が好きです」
それを自分できちんと自覚した時・・
彼の瞳は違う人を見つめていたんだ。
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asako(プロフ) - みにみにさん» みにみにさん、コメありがとうございます(*^_^*)心に少しでもぐっとくる作品に仕上がっているのならとても嬉しいです。現在まだ少しですが続編公開しました。これからも宜しくお願いします! (2015年4月22日 17時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
みにみに(プロフ) - 今、2の最後「恋をするということ」まで読んだところです。読んでいる私自身の胸が苦しくなってます。自分の名前に置き換えると辛いわ〜。でも緑間君好きなんで、続きを楽しみにしてます。 (2015年4月22日 17時) (レス) id: 1a82d998ad (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - Aiminさん» Aiminさんコメありがとうございます(*^_^*)はい・・現在続編作成中です。続編までの間が開いてしまってすみません。なるべく早く公開出来るよう頑張ります!もう少しだけお待ち頂けると嬉しいです。これからも宜しくお願いします。 (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - 林檎さん» 林檎さん、コメありがとうございます(*^_^*)これからも宜しくお願いします! (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
Aimin(プロフ) - asakoさん、急かすようで申し訳無いですが、今この作品が1番好きなので、待ちきれません(>_<) 更新頑張ってください! (2015年4月4日 0時) (レス) id: c2b307ce2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:asako | 作成日時:2015年1月28日 17時