恋をするということ２【緑間真太郎】

赤面チャラ男 ページ35

翔 「案外おっちょこちょいなんだね・・」





隣を歩く翔さんは案の定呆れ顔だ。





you 「本当に・・すみませんでした」





・・反省は大切だ





翔 「まぁ・・俺もすぐ気付いたしいいけど、今度からは気をつけてよ。
変な男に連れ去られたら大変だからさ・・」





さすがの私も連れ去られたりはしない・・と思う





you 「・・以後気を付けます」





そう言った私の頭をポンポンと撫でた。





翔 「さーてと・・気が重いけどAちゃんに付き合ってもらって選んじゃおうかな。
でね・・やるからには完璧を俺は求めたいわけよ。だからさ・・」





・・なんとっ！？





you 「本気・・ですか？」





翔 「ああ・・めっちゃ本気」





やるからには完璧を目指したいと言う翔さんの気持ちよーく分かるっ！





you 「じゃあ・・安くて全部揃う店に行きましょうか？」





翔 「宜しくお願いします・・」





本当は孝臣さんと行くつもりだったらしい・・





でも孝臣さんに・・





孝臣 「俺は行かないぞ！変態扱いされたらどうすんだよっ！」





と・・猛反対を受けたらしく・・





私を頼って来たらしいが・・





同じ学校の人でも良かったのでは・・？





という疑念をぶつけてみると・・





翔 「どんな俺になるか秘密にしておきてーじゃん！」





と・・いたずらっ子みたいな笑顔を見せた。





いつもこういう可愛い顔をしていればいいのにね。





you 「着きましたよ翔さん・・どこから攻めますか？」





翔 「まずは・・外見からで。俺でも一応心の準備がいるみたいだわ」





・・なるほど(笑)





この店はあまり店員さんがしつこくなくてありがたい・・





you 「すみません。試着いいですか？」





店員 「いいですけど・・少し大きくないですか？」





私が手にしていた物と私を見比べた。





you 「私じゃなくてこの人が試着するんですけど・・やっぱりだめですよね」





翔さんは隣で苦笑い・・





店員 「・・はぁ？」





店員さんに事情を説明すると・・





店員 「そういう事なら・・私達も最大限お手伝いします！」





と・・ノリノリで洋服を選んでくれて・・





翔 「まじ・・俺今が一番はずい・・」





ミニスカート姿で私と店員さんの前に立った翔さんは顔が真っ赤。





そんな翔さんにお構いなしの私達は・・





店員 「今度これ着て下さい」





大盛り上がりだった。

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