お前の方が(緑間side) ページ4
you 「ここだよ!」
目的の店へ行きシャープペンを購入。
緑間 「うむ・・本当に書きやすいのだよ」
高月がレジに行っている間に試し書きをしてみた。
すると・・
you 「はい。これ今日買い物に付き合ってくれたお礼だよ。私とお揃い!」
そう言って先ほどのシャープペンを渡された。
緑間 「いいのか?」
そう言った俺を驚いた表情でじっと見つめる高月。
you 「・・まららいもいってらいよ」(←・・まだ何も言ってないよ)
口を開く前に頬を摘まんでやったのだよ。
緑間 「言わずとも顔に書いてあるのだよ。お前とお揃いでも使い易ければいい」
そう言うと嬉しそうに笑った高月。
you 「なら良かった!じゃあ次はテーピングのお店ね。その後タオルで・・
あのタオルまだ売ってるかなぁ。ぶたねこの絵が描いてあってね、すっごい可愛いの。
きっと緑間君も気に入るよ」
・・ぶたねこ?
緑間 「以前お前が体育館に探しに来たタオルもその絵が描いてあったのか?」
you 「うん・・そのぬいぐるみも持ってるんだ。おっきいやつ。可愛いよー」
嬉しそうにその話しをしている高月。
やはりそうだ・・
木村さんが言っていたタオルは高月の物だ。
you 「そういえばね、凄くおかしな話があるの」
思い出したかの様にそう言い出した高月。
緑間 「なんだ?」
you 「昨日気付いたんだけどね、私のお気に入りのシャープペンも、ハンカチとか。
あと飲み終わって捨てようと思っていたペットボトルとかも無くなっている事があってね・・
ペットボトルはきっと誰かが捨ててくれたんだろうけど・・少し気になって」
そう苦笑いをした高月・・
やはりそうだったのか。
緑間 「今後同じ様な事があったら俺に言うのだよ?」
you 「・・分かった」
高月を守りたい__
俺の中に芽生えた純粋な感情・・
この気持ちをどう説明して良いのかまだ分からないが・・
大切にしたいと素直にそう思った。
・・それにしてもだ
you 「ね、凄く可愛いでしょ!?」
俺にタオルを見せながら嬉しそうにそう言う高月。
緑間 「・・可愛いという表現があまり理解出来ないのだよ」
そんな俺に一所懸命説明をしている高月を見て・・
『お前の方が・・』と思ったが・・
今は言うのは止めておくのだよ__
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asako(プロフ) - みにみにさん» みにみにさん、コメありがとうございます(*^_^*)心に少しでもぐっとくる作品に仕上がっているのならとても嬉しいです。現在まだ少しですが続編公開しました。これからも宜しくお願いします! (2015年4月22日 17時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
みにみに(プロフ) - 今、2の最後「恋をするということ」まで読んだところです。読んでいる私自身の胸が苦しくなってます。自分の名前に置き換えると辛いわ〜。でも緑間君好きなんで、続きを楽しみにしてます。 (2015年4月22日 17時) (レス) id: 1a82d998ad (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - Aiminさん» Aiminさんコメありがとうございます(*^_^*)はい・・現在続編作成中です。続編までの間が開いてしまってすみません。なるべく早く公開出来るよう頑張ります!もう少しだけお待ち頂けると嬉しいです。これからも宜しくお願いします。 (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
asako(プロフ) - 林檎さん» 林檎さん、コメありがとうございます(*^_^*)これからも宜しくお願いします! (2015年4月4日 7時) (レス) id: 92c12475fe (このIDを非表示/違反報告)
Aimin(プロフ) - asakoさん、急かすようで申し訳無いですが、今この作品が1番好きなので、待ちきれません(>_<) 更新頑張ってください! (2015年4月4日 0時) (レス) id: c2b307ce2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:asako | 作成日時:2015年1月28日 17時