Love D-Rive【Kaz・N】 (ページ15)

今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:482,268 hit

15台目ページ15

.

.

二宮さんがびっくりしたように私を胸から離す。

そーだよね、こんなこと言って呆れたよね

俯いて唇を噛み締めてこれ以上泣かないようにする。

「…A、こっち見て」

恥ずかしいのとずっと我慢してきた自分の黒い所をさらけ出しこと

フラレちゃうかもっていう気持ちが混ざって顔が上げられない。

「ほれ、顔上げろって」

二宮さんの手に両頬を挟まれて顔を持ち上げられる

「……その顔ズルいわ」

眉間に皺を寄せて

それでも綺麗な顔が近づいてきて

唇をパクって食べるみたいなキスをされる。

はむって上唇を挟まれて

二宮さんの舌がそこをなぞる

そんな感触始めてでびっくりして目を開けると二宮さんが前髪の間から澄んだガラスみたいな瞳で私を見つめていた。

その目に吸い込まれるようにもう一度目を閉じる………

上唇の次は下唇を舐められて

何度も角度を変えて唇を食べられちゃうようなキスをされる。

息苦しいくらい続いたキスに少し口を開けたら二宮さんの柔らかい舌が中に入ってきた。

びっくりして体が離れようと動くとその腕で強く抱きしめられて

私はずっと近づきたかった二宮さんとオトナのキスをした。

「…めっちゃトロンとした目してる」

イジワルそうに右の唇の端っこ上げて微笑むその顔がズルい。

「どうせ私は経験が無いもん」

悔しくて、俯いて二宮さんの胸を押して距離を取ろうとした私に

「Aが俺以外で経験してなくてどんなに嬉しいかおまえわかんねーだろ」

いつもより乱暴な言葉遣いのその胸にまた抱き寄せられる。

「おまえの事、コドモだなんて思ったことないよ。」

耳元で囁かれる

いつもより少し低い声が耳から流れ込んできて私の体が震えた。

「ほら、そんなかわいい反応されたら離せなくなるじゃん」

クスクス笑いながらぎゅと抱きしめられた。

「Aが、大好きで大事なんですよ」

.

.

、