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エピソード38 ページ17

真姫もネクサスの姿のまま、制止するが…

―ズシィィィンッ!!

既に遅かった。希の体を紫の光が包み、瞬く間に希は人形と同じ怪獣になっていた

ワン「ハッハッハッハッ!ようやくこの姿を取り戻したぞ!」

グ「最悪だ…ザ・ワンが復活しちまった!」
真姫『ザ・ワン!?それってオリジナルビーストでしょ!?』

希が姿を変えたビーストの正体に真姫は戦慄する

グ「ああ。本能の赴くままに殺戮と捕食を繰り返す分体と違い、コイツは明確な『意思』を持っている。それに従い、コイツは全ての世界を食い尽くす!恐らくビーストを引き寄せたのもコイツが原因だ!」

スパークドールズ状態のザ・ワンが放つビースト振動波が、この世界に散らばっていたビーストを呼び寄せていた

絵里「希が…ビーストに…」

親友の変わり果てた姿に絵里は愕然とする

花陽「どうなってるのぉ!?」
穂乃果「希ちゃぁぁぁん!!やめてよぉぉぉっ!!」

穂乃果達も必死に叫ぶが…

ワン「残念だったな。この小娘は俺の体を実体化させる為の『器』だ。俺が完全に食っちまったぜ」

ザ・ワンはそう言って、ケラケラと笑う

真姫『希を食べたですって?いい加減にしなさい!食べたんなら吐きなさいよ!』

エピソード39→←エピソード37


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作者名:カオスカラミティ | 作成日時:2016年9月29日 13時

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