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#14 ページ15

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ー Side A ー





それから月日は流れた。


マネージャーはいつものように私を迎えに来て、いつものように私を家まで送る。




友達と遊ぶときは誰と遊ぶのか必須。





去年新しくなったマネージャーはちょっと真面目すぎるんだ。


それくらい大切に育ててくれてると思えば仕方ないのかなぁ。






マネ「着いたよ」

『あ、はい』




今日は20歳の頃からやらせてもらっているラジオ番組の収録。


ラジオ局に入ってぼけーっとしながらマネージャーについて歩くと、前の方で賑やかな声が聞こえてつい見てしまう。




後ろ姿でもわかるくらいキラキラした集団。


…いいなぁ、楽しそう。







スタッフ「あっ、Aちゃんおはよう!」


ぼーっと眺めながら歩いていると、見ていた前の方からやってきたのはここのスタッフさん。



『おはようございます!今日もよろしくお願いします』




私の番組を担当してくださっている方で、とてもおもしろいからいつも助けてもらっている。






「A?」




『え?』





挨拶を交わしていると、

昔から聞いていた声が耳に入った。







『あっ、』




ろんちゃんだ。


…あの賑やかな集団はすとぷりさんだった。




『ん?でもなんで?』

スタッフ「あれ、もしかして仲良しですか?」

『あ、いや、まぁ』

スタッフ「すとぷりさんは4月からレギュラーでやっていただいてるんだよ。あれ、そういう話したよね?」

『...、あは』

スタッフ「まぁ仕方ないっかぁ〜、ってならないよ?可愛いからって!」




ごめんなさい、スタッフさん。
完全に聞いていませんでした。

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作者名:ひーりん。 | 作成日時:2019年6月18日 19時

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