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64話「話聞かれてしまうとは…不覚」 ページ15

「武田さん!」

「なぜおことが此処に…!?徳川の忍びに連れ去られたのではないかね?」

「逃げ出してきましたので…話を変えますが、折り入って話がございます…内密の」

そう言うと真顔になってなにか笛を吹いた、多分忍びを散らしたのだと思う

「さて、内密の話とは何かね?」

「急ですが武田さんは上洛半ばで急タヒします」

「…本当に急じゃ、だがおことが冗談でそんなこと言うわけがない…本当なんじゃのォ」

しみじみと、何処か悲しげに頬をかく武田さん、この後の話を理解してくださるでしょう、武田さんならば

「そこで、貴方は此処ではタヒんだ事にし、ある世界で貴方に協力して頂きたいのです、今はまだ少ないですがこの乱世の泰平に必要な方々を集めています、勿論、貴方の病を私が事前に無くすことで可能になります」

急ぎ過ぎて話が飛んだりした、分かってくれるでしょうか?

「うーん…つまりおことはタヒんでしまう運命の、ましてや泰平に必要な人材を自らの足で探していると…」

何だか分かってくれているようなので一安心です

「さて、ワシはいつ“タヒんだ”ことになるのかのぉ?」

「二年後頃かと、その際私がここへ来ます、詳細はやはりこの計画を立てた本人から聞くべきかと」

「ふむふむ…まぁわしが二年後に“一時的に”タヒぬってことで良いのかね?」

「はい、そのように捉えていただければ…貴方自身が死ぬ訳では無いですので」

と言い終わると武田さんが天井に向かって近くにあった扇子を投げた

「…やはり…甲斐の虎…バレたか…」

「何でそこに服部様が…」

まさか居るとは思わずに驚いている私、そんな私を見て笑う豪快に笑う武田さん

「今の話、聞かれちゃったなぁ!」

なんて言って笑う武田さん、気付けば近くに服部様が

「…Aの特殊な技…あれはお前を操る者の仕向けた事か…」

「仕向けたって言い方は…」

「本当の事だろう…Aを戦いに出し…自らは別の場所へ安全に指揮を執っている…」

私の横に座り腕を組む服部様、瞼を閉じて悩んでいる様子

「この話…誰にも言わぬ…だが…協力…させて欲しい…」

「いいんですか…?本当に?下手をすれば徳川家康様を裏切る行為ですよ?」

「…もう既に…1度裏切ってしまったも同然の事をした…拙者は影…強き光に寄り添うのみ」

服部様の熱い想いを私は知らず、ただ服部様が仲間になってくださったことでの喜びしか感じなかった

65話「とりあえずさようならです」→←63話「強行突破あるのみです」



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草薙 - エルフ・シャープナーさん» 小太郎様〜〜♪ありがとうございます!ばたんきゅ〜コタ「、、、嬉しさに倒れた、、、」 (2017年9月18日 8時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!!頑張ります!!!小太郎、次の話は多めに出すからね…← (2017年9月17日 23時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフ様〜!頑張ってください!小太郎「ずっと待っていたな、、、ククク」 (2017年9月17日 23時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)
エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» はい!有難うございます!! (2017年2月24日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - 続編おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2017年2月24日 9時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年2月23日 23時

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