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49話「居残り状態ってありですか」 ページ50

「しかし、あの二人を崖っぷちまで追い込んで、それも通過点に過ぎんなんて…」

「これが信長様の道…か」

「信長様は長政を討つ、そして、その勢いで必ずや包囲網を破られる」

「険しき戦が続くでしょうな…目を背けたくなるほどに…」

「ですが、さればこそ、乱世に生きる者は己の信念を貫き、進まねばなりますまい、兵1人、民1人に至るまで、皆」

「…うむ、そうであったな……わしが成さんとするは泰平、その為に、前に進む、皆、ついてきてくれ」

話が終わり、何故か帰らない皆さん、小太郎も前田様も帰りません

「…私はこれで」(ボソッ)

私はそう呟いてその場をあとにしようとした

「すまぬ、しばし待たれよ」

「…?」

徳川家康様が本多忠勝様と会話中、その間に話掛けてきた“織田信長”様

「うぬが戦い、しかと見た…ぞ」

「は、はい…ありがとうございます」

「聞くが…何故うぬは戦う?」

「…それはどういう意味でしょうか」

何か悟られていそうで私は冷や汗を流した、バレたら…どうなるのでしょう

「うぬは戦う時、お市の様に悲しき瞳をした…それは、戦いを拒むから…ではないか?」

戦いを拒む…ですか

「確かに…私は戦は苦手です、この手で人を殺 めることは未だ慣れません」

「では何故…だ」

「それが私の“役目”だからです、この身に受けた、絶対なる役目…私は、私の上に立つ方の仰る通りに動くまで…それは私の望む世に繋がるから」

胸の前で手を組んで私はそう告げた、目の前にいらっしゃる織田信様は顔を顰めている

「うぬを動かす者…か」

瞳の奥に赤い、メラメラと燃える炎が見えた気がした瞬間、肩をポンッと叩かれた

「A、次にあった際、我が娘に会わせたい…いいだろうか?」

「…娘様ですか?」

私の肩を叩いたのは本多忠勝様でした、娘様…ということは…稲姫様…でしょうかね?名前はわかるのですが、あやふやです…

「稲と言うのだ…紹介したい」

「私は大丈夫ですよ、次に会う時がいつかは分かりませんが…ね」

「そうだな…早めに会えるといいが」

そう言って徳川軍は三河へ、織田軍は尾張へ、私は葦毛鞍に乗って場所を移動しようとした

「どこ行くんだ…?俺もいっていいか?」

「前田様…すみません、私は行かなければならない場所がありまして」

そう告げると馬に乗った前田様は私の横に

「すまないねぇ…離れたくない気分なんだ」

なんて言って離れようとしない前田様、一体何が?
____

容量MAXなので次へ!

この小説の続きへ→←48話「話の分かる方で良かったです…ありですよ!」



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エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» 頑張らせていただきます!!!( ̄^ ̄)ゞ (2017年2月9日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフさん頑張ってください! (2017年2月9日 17時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年2月9日 7時

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