大好きな戦国無双の世界にトリップってありですか【戦国無双】 (ページ47)

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46話「お前さんが死んじゃぁ謙信に面目ねぇ…無しだ」ページ47

前田慶次視点

敵弓「放て！」

「!?」ｻﾞｼｭｯ

慶次「A!?」

左肩を射抜かれたA、鮮血が飛び散り、Aの肩と左の頬を染める

慶次「逃げろA！」

「私は…平気…です…朝倉義景を…頼みます…｣

矢は命中したが刺さってはいない様だ、だが…痛ぇんだろ？

慶次「こんな所に、ましてや怪我のしてる嬢ちゃん置いてく程俺ぁ残忍じゃねぇんだ！敵兵倒してきてやるから、ちょっと休んでな！」

俺はAを庇うように立つ、弓矢が俺を怖がってか打とうとしない

慶次「打てよ、嬢ちゃんを射抜いたときみてぇに」

そう言い俺は近付く、俺ぁ戦が好きなんだが…この戦、楽しくねぇ、苛立ちの方が勝ってやがる、何でだ？…何となく理由は分かるが

敵弓「ひぃぃ!!」

慶次「逃げるってのかい？ここは戦場、敵に背中見せちゃァ…終わりじゃねぇのかい？」

だが俺は敢えて追わず、詰所だけを乗っ取った、これであの弓兵は出てこねぇな…

慶次「嬢ちゃんが危険じゃねぇか！俺何してんだ！」

思考を支配してた苛立ちも消えてやっと思い出した、嬢ちゃん守んねぇと！

「前田様!?大丈夫ですか!?怪我とかしてませんよね!?」

慶次「…え？」

あんなに苦しそうにしてたAが、今じゃピンピンして…何でだ!?

慶次「け、怪我は！」

「治りましたよ？」

慶次「何で!?」

「あぁ…ここだけの話、私、治癒能力持ってるんです…内緒ですよ？」ｺｿｯ

手を口に近付けて(*´ b｀)←こんな感じに手を置くA、何だ…治癒能力か…こんな時代だからそんなのもあるんだ…なんて思えちまう

慶次「その能力は誰に教えてんだ？」

「北条氏康様と甲斐ちゃん、小太郎と服部様、前田様です」

慶次「…他の奴にはなるべく言わねぇようにな…」

何か風魔だけ名前呼びなのが物凄く気になったが、聞かないでおこうと思う、俺も…名前呼びしてもらいたい

!?別に羨ましいとかそんなんじゃなくてだな！ほらあれだ！お近づきの印にって感じだ！仲良いからよぉ！

「朝倉義景様が目前です、お気をつけ下さいね、前田様」

慶次「お、おう…」

敗走しなかっただけ良かったが、まさか回復出来るなんて…でも、回復出来ないほど傷付いたら、その時は俺が絶対…守んねぇとな

…別に俺がAに気に入られねぇとか、そんなんじゃねぇ…と思う