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31話「謙信が心、揺さぶるはあり…か」 ページ32

上杉謙信視点

武田が軍略、この謙信と互角…故に、数日後に行う川中島の戦いで勝利を収めん…?誰かに見られている?

綾「____」

「______」クスッ

襖の間から見えた美しき笑み、まさに天女の如く…その天女の如き女子が襖のを閉めようとした故、手で制止した、相手は驚かんばかりに目を見開く、その瞳、邪が宿ることなき輝かしき瞳なり

謙信「…汝、見た事のなきものだが…」

「…綾御前様…ご説明…!?」

先程まで居た姉上がいない事に気付いたのか、女子は焦りだし、少々瞳が揺れ動く

謙信「…謙信が策略、見ていくか」

「…いいんですか?」

謙信「気になるなれば…」

「私、上杉謙信様にお話があって…あ、策略を聞いた後で良いでしょうか、まずは策略を聞いてみたく…」

薄らと赤に染まる頬、その笑みと交わり、天女以外に例えられぬ程美しく…甘美

謙信「数日後に行う川中島の戦い、その際に行う軍略を考えていたところ」

「邪魔になりませんか?」

謙信「…汝の提案、聞きつけよう」

そう言えば「私なんかでいいんですかね…でも、お力添えは致します」と言って地図と向き合った、この様に真剣な瞳、先ほどの輝かしき瞳と会い交わって神の如く美しい…

神や女神でしか例えられぬとは…この者の姿は、それ程…

「上杉謙信様、此処に敵が来た場合、どう致しましょう」

謙信「…本陣に奇襲…か?」

「はい、もし此処を奇襲されれば、損害は大きいでしょう…ですがもし、奇襲を事前に知り、奇襲隊をこちらに来るのを遅らせ武田本陣を叩ければ、勝率は上がるかと」

先読みをするかのようにそう告げる、女子の指が地図の上を撫でらかに滑る、と共に美しい言の葉を放つ唇…

「上杉謙信様…やはり問題点が御座いましたか?」

気付けば女子の指を自らの指で止めていた、細長く柔らかい指…肌も…!?何を考えている謙信!!

謙信「汝が才、認めよう…では、もし____」

敵の軍略を考えての話を進めて行く、この女子もその際に損失してしまう可能性のある兵を計算し、例えばで申してくる、この様に軍議をしたのは何時ぶりか…いや、気がつけばこの様に1人で考え、何かを成し遂げていたが…

謙信「…不思議な女子よ…」

「え?私何か変なこと言いましたか?」

謙信「ふっ…そう思った迄の事…」

この様に暖かい…軍議は初めてだ…

32話「ふふ、このまま順調に進みなさい謙信…ありですよ、誰も何も言わないのですから」→←30話「置いてかれるってありですか?」



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エルフ・シャープナー(プロフ) - 草薙さん» 頑張らせていただきます!!!( ̄^ ̄)ゞ (2017年2月9日 18時) (レス) id: 01727032ce (このIDを非表示/違反報告)
草薙 - エルフさん頑張ってください! (2017年2月9日 17時) (携帯から) (レス) id: 805c0f6125 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:エルフ・シャープナー | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年2月9日 7時

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