大好きな戦国無双の世界にトリップってありですか【戦国無双】 (ページ25)

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24話「あの時の女と戦う…だと？…あり…か…？」ページ25

服部半蔵視点

朝比奈と蒲原が倒され、次は殿が狙われると悟った拙者はいち早く大高城東門を警備する為影から姿を現した、怪我もあの時の女に治してもらった故、任に支障なし…だが

風「うぬと戦えるとはな…半蔵」

服「影…混沌を滅す」

敵軍として現れた風魔、こいつを倒し、引かせねば…だが何故共通点のない織田に加勢するのか、分からぬ

「小太郎…!?」

服「あの時の…女…？」

白い馬に乗ってやって来た者に見覚え所では無かった、まさに拙者の傷を癒し、優しく微笑んでくれた女本人…

服「ッッ…これも…乱世…」

風魔だけでも倒さねば…と思った頃、気配に気づけなかった拙者は敵の弓矢に右脚を負傷させられた

「ッッッ!!」ﾄﾞｻｯ

風「A!?」

それと同時に何故かあの女まで射抜かれた、矢は左肩に刺さっている…何故

風「加勢だと知らぬか…伝達せねば…幻術、伝達して来い」ﾄﾞﾛﾝｯ

二人目の風魔が現れ他の場所へ、きっと伝えに行ったのだろう、伝達係に

服「…女…聞いてるな？」

風魔の目を盗み話しかける、ゆっくり頭を縦に振る女

服「…あの秘術…使えるか…」

そう言うと女はまた縦に頭を振る

服「…癒せ…お前だけでも…そして…生きろ…」

右脚が使えず、敵の兵に囲まれ殺されるのは目に見えている、だがこの女の秘術ならばその前に1人は回復できるだろう…忍びとして、影として、持ってはいけぬ情を持ったか…だが、それはもう…ここまで…

風「A、立てるか」

「…はい…肩ですので…足の心配は…ありません」

風「影に隠れ秘術を使え、我が此処らの詰所と兵を混沌に沈めてやる」

そう言うと周りにいた今川軍の兵を一掃しすぐに消えた、詰所を破壊しに行ったか…

庵原「見ろ！瀕死の武将だ！かかれ！」

服「!?女…早く逃げろ…！」

女は倒れたまま動こうとしない、肩を方を見れば毒に侵されたような傷跡…弓矢に毒が!?

庵原「でりゃぁぁぁ!!」

「…くっ…」

服「…ッッ!!」

右脚の矢を抜き自分の脚も毒に侵されているのを感じながら鎖鎌を振った

庵原「ぐあぁ！」

今川兵「な、何故徳川の忍びが味方を!?」

やってしまった…殿、この命…お捧げ致します

風「理由は…徳川がこちらの仲間となったからだ、ククク」

今川兵の後ろで嘲笑うかのように薄い笑みを浮かべた風魔、その瞬間、今川兵は亡きものとなった