大好きな戦国無双の世界にトリップってありですか【戦国無双】 (ページ23)

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22話「1ヶ月なんてあっという間に過ぎるってありですか」ページ23

あの日から少し北条に厄介になっていましたが、すぐに1ヶ月経ってしまい、私は北条を離れることに

甲「うぅ…まだ居てよぉ」(T^T)

「ごめんなさい甲斐ちゃん…また会いに来るから、ね？」

甲「約束だからね！」(っω＜。)ﾌｷﾌｷ

甲斐ちゃん…涙は似合いませんよ

風「…うぬは戦に出たりはするのか？」

「まぁ…その時の気まぐれで」

風「…辛くなれば…頼れ…いいな？」

ふふ、優しいですね…小太郎

氏康「嬢ちゃんとは戦いたくねぇな…なるべく…な」

「私もです氏康様…」

氏康「怪我しねぇようにな」

氏康様…貴方の優しさ、身に染みます

「それでは皆様、ごきげんよう」

葦毛鞍に乗ってかける私、今から向かうのは桶狭間の戦いのある場所…何処かは神様の導きで分かっています、早く行かないと…間に合わない

神〈ゆっくりでもいいよ、今川軍が上洛軍を引き連れて織田信長が奇襲を仕掛けるまでまだ四日ある、少し休ませてあげて〉

「葦毛鞍、少し休みましょう」

葦毛｛姉さん、俺は大丈夫だぜ？早く桶狭間の戦いの準備しねぇと！｝

「葦毛鞍…」

葦毛鞍は体力もあって頼りがいの有る馬なのですが、時折見たことも無い程強い怪力を見せるので少し心配なのです…葦毛鞍なら人1人普通に殺められるほど

「少し休みます、私の“命令”です」

葦毛｛…そう言われちゃ元も子もねぇや｝

近くにあった洞窟で一休み…1ヶ月とは、あんなにも早く来てしまうものなんですね

「…人の死とは、なんとも恐ろしい…」

頭にめぐる苦しみながらの死、私は…何人殺めたでしょうか、それすら分からない

葦毛｛なぁなぁ、腹減った、なんか無い？｝

「大根買っておきましたよ、好きでしょう？」

葦毛｛だ、大根…｝(º﹃º )

「どうぞ」

葦毛｛いただきまーす!!｝ｶﾞﾂｶﾞﾂﾑｼｬﾑｼｬ

物凄い勢いで食べる葦毛鞍、そんなにお腹減ってたんですね…ちゃんと言ってくださらないと

「お腹すいたら言ってくださいな、私倒れられたら心配で倒れますよ」

葦毛｛つ、次からは報告するから倒れないでくれぇ!!｝

「冗談ですよ、冗談」

何て言ってつかの間の休みを楽しんだ、この後、桶狭間の戦いに参戦する…