side (名前) ページ42
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表彰式が終わってそのまま打ち上げに
差し入れのスイカを配っていると夜空に大きな花火が打ちあがった
森「あぁー！すごーい！きれーい！」
受験まで残り5カ月
この子たちにとってこれからがいよいよ本番だ
木村「せーのっ、」
「「たーまやー！！」」
こんなきれいな花火を前にしても柴田さんの表情は変わっていなかった
side 柴田
3泊4日の合宿を終えて重い足取りのまま家に帰った
柴田「ただいまー」
柴田母「おかえり！まるみ！Ωおめでとう！」
柴田「ママ...」
柴田母「合宿頑張ったね...お腹空いてるでしょ？まるみの大好きなハンバーグ用意して待っ...」
リビングに足を進め、ママの用意してくれた夕食を見ると涙が止まらなくなった
柴田母「どうしたの...何があったの？」
柴田「ママ...私やっぱり...二女なんて夢見てバカだった...私なんかが受かりっこない...」
ママは何も言わずに私を抱きしめてくれた
side A
長かった地獄の2日間が終わり、やっと...やっと帰ってくる...！！
黒木「合宿から帰ってきたらまず顔出すから」
なんて言うからきっちり定時で上がってまっすぐ家に帰って今か今かと帰りを待っていた
紗良「あれ、お姉ちゃん今日早いね！」
A「やっとこの日が来たよ...」
紗良「そうだね、長い2日間だったね」
新平「何が長い2日よ、たかが2日で...早く帰ってきてるならちょっとぐらい店手伝いなさいよ！」
A「はー？忙しいんですー。」
紗良「何してるの？...二女？」
A「んー？ちょっとね...あ、帰ってきたら教えて？」
紗良「了ー解！」
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作者名：愛音
| 作成日時：2021年11月28日 21時
