二月の勝者-絶対合格の教室-【3】 (ページ17)

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黒木「森先生」

森「はい」

黒木「お母様空き教室へご案内してください」

森「わかりました。お母様、ご案内しますね。あちらです」

島津母「すみません...」

佐倉「...私捜しに行ってきます」

そう言って飛び出して行こうとした佐倉先生に手を出して止めた

黒木「どこへですか？」

佐倉「取りあえず...」

黒木「当てずっぽうに捜しても無駄なだけですよ」

佐倉「じゃあ先生には心当たりがあるんですか？」

黒木「いいえ。ただあなたよりも先にいち早く彼を捜しに出た人物がいます」

佐倉「えっ...？」

黒木「きっと島津さんの居所に当てがあってのことかと」

佐倉「あっ...」

思い当たる人物がいたのか佐倉先生は自習室に走って行った

side 佐倉

いち早く島津くんを捜しに出た人物

それを聞いてすぐに上杉くんだと察し、自習室に走るとやっぱり彼の姿はなかった

佐倉「ねぇ、上杉くん知らない？」

「しばらく戻ってないです」

佐倉「そっか...ありがとう」

すぐに講師室に戻って上杉くんのスマホの番号を確認して電話を掛けてみたけれど応答はなく、結局行く当てもなく私は2人を捜し回った