検索窓
今日:2 hit、昨日:32 hit、合計:138,505 hit

ページ10

「お兄ちゃんは許さんで!!」

その名刺は聞いたことも無い会社に聞いたことない店の名前。

ひとつ分かるのは、最近低年齢の女の子を風俗に誘い低賃金の風俗業をさせ、淫 行や売 春をさせる違法風俗業が横行しているということ。

おそらくその類。

「な、なんで?話すだけだよ。それならお兄ちゃんの助けに……」

「そんな助けなら要らん!!これはお前の体を売る商売や!そんなんさせへん!」

「大袈裟だよ。」

中学生の妹には事の重大さがわかってない。

俺は痛む体をひねらせて妹の内腿や腹、腰などを撫でた。

「お、お兄ちゃん?」

「ええか?こういう店はな、話すだけやすまんのや。知らんおっさんにこんなふうに触られたいんか?」

「え?嫌……」

「そんでな仕舞に調子乗った輩は」

妹の手を引いてベッドに乗らせて押し倒した。

体は痛むが力は俺の方が上だ。

「こうやって押し倒して、Aの大事な身体を食ってまうんやで。」

妹の足の間に俺の膝を入れて、顔を鼻先がつくほど近づけば

「お兄ちゃん、こわい」

少しの涙を目に貯めて妹が訴えてきた。

「怖いやろ?こんなことしてお金もらいたいんか?」

妹は首を振る。俺は「そやろ」と笑った。

俺はそのまま妹を抱きしめた。

「お、お兄ちゃん?」

「久しぶりやしこうやって寝よか。」

「……うん。」

妹も俺の背中に手を回してくる。昔一緒の布団で寝ていた記憶を浮かばせながら。

俺たちはお互いの不安をお互いで癒すように。俺は妹の頭を、妹は俺の背中を、同じリズムで、ポンポンと叩いて。同時に眠りに落ちた。

ヤンデレカレシ gr.Ver→←妹カノジョ kn.Ver



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
501人がお気に入り
設定タグ:短編集 , wrwrd
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ケントゥム - 憑き物って「トワイライトプランク」ですよね!!気付いたときめっちゃくちゃ嬉しかったです!! (2022年7月22日 10時) (レス) id: 3dc9f6a52b (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 紅覇さん» ありがとうございます! (2020年5月2日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 悲しすぎて胸の奥がキューってなりました。これからも頑張ってください!! (2020年5月2日 14時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 雪鈴さん» これが書きたくて仕方なかったので長くなってしまいました (2020年5月2日 13時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ……鬱先生、哀しすぎる…ついウルッと来てしまった…。 (2020年5月2日 13時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:卍エシラ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年11月25日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。