呪われたカレシ rbr.Ver（ﾘｸ） ページ29
人外(呪鬼)
ストーリー変更あり
小学校の頃から一緒で、これからもずっと一緒だと思ってた。
あの事件があるまでは……
目を覚ましたのは、調度品も豪華な屋敷の中。辺りを見回すと懐かしい人達が、
大先生に、コネシマ、ゾム、トントン、そして小さなロボロ。
頭の整理が追いつかないでいると、みんなゆっくりと起きてきた。
みんなも同じように驚いている様子で、辺りを見回していた。
後に執事がやって来て、状況を伝えてくれた。パーティをしていて飲み潰れたらしい。
パーティをしていた記憶はない、飲んだから忘れたのかと思ったけど、私自身お酒に強いので何とも納得いかない。
あの頃と少し変わったロボロの隣を歩いて執事に連れられて私は部屋に案内された。
女性の私に配慮してくれたのか、私だけ一人部屋、ロボロとは1番離れてしまったけど。
部屋に入りくつろごうとした、ベッドの上の紙に気がついた。それを見た私はもう震えが止まらなくなった。
「み、みんな…ヤバい。出てきて」
私はロボロの部屋のドアを叩いた。
「どしたんや？A、ってなんで泣いとるんや！？ちょっみんな出てきて。」
「なんやねんロボロうるさいな。」
「みんな寝てる言うてたやん。」
「でもな、Aが泣いとるんや。」
「ほんまやどしたん。」
ゾムがしゃがんで背中をさする。
私が握りこんでいた紙をゾムは採り上げてトントンに渡す。
トントンは真っ青になり、そこに書かれた事実を読み上げると、それが真実であることを皆が察した。
私たちはここから逃げるために、玄関の鍵を探した。
鬼なるものが出てきて、逃げ回り、そして、3時になる直前。
「ロボロにやるわ！」
タライ回しにされていた呪いの人形が、ロボロの手にわたる。
昔の悪ふざけのようだったけど、其れは悪ふざけですまなくなっていた。
ゴーンと、３時の鐘が鳴る。
一緒にいたロボロは、不思議な力に飲み込まれ。鬼へと姿を変えた。
刀をたずさえたロボロは、一緒にいてすぐ近くにいた私をギョロりと睨んだ。
「やめて、ロボロ」
その刀は振り落とされた。
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ケントゥム - 憑き物って「トワイライトプランク」ですよね！！気付いたときめっちゃくちゃ嬉しかったです！！ (2022年7月22日 10時) (
レス) id: 3dc9f6a52b (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 紅覇さん» ありがとうございます！ (2020年5月2日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
紅覇 - 悲しすぎて胸の奥がキューってなりました。これからも頑張ってください！！ (2020年5月2日 14時) (レス) id: 6f781d8dfc (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 雪鈴さん» これが書きたくて仕方なかったので長くなってしまいました (2020年5月2日 13時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
雪鈴(プロフ) - ……鬱先生、哀しすぎる…ついウルッと来てしまった…｡ (2020年5月2日 13時) (レス) id: 19448fa7ba (このIDを非表示/違反報告)
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