【wrwrd】我々カレシ【短編集】

取り合いカレシ 毒素（gr&tn）Ver ページ10

Hoiパロ グル独 トンソ Aフランス

ここは各国が集まるパーティで、この場での外交、同盟あらゆる交流を許された、いわゆる合コンのようなもの。

しかしあくまで、合コンのようなものであって、
けして恋の御相手を見つける場ではない。

そう、決して合コンでは無いのだ。

「お嬢さんは、フランスだな。ほんまに愛らしい。」

「あの、私はフランスですが。あなたは…」

「俺としたことが、私はBundesrepublik Deutschland、あーつまりドイツ連邦共和国や」

「République française、フランス共和国のAです。」

「お隣さんだ仲良くやろうやないか。早速、今度の土曜日、会談でもどうかな。もちろん二人きりやで」

「そういう場ではないでしょう。」

「そうやで、ドイツさんよ。」

「これはこれはソビエト社会主義共和国連邦さんではないでか。近頃荒れてるのにわざわざ出席をされたんですねぇ」

「やかましいねん。近い将来お前らの国2つに割ったるからな？」

「まぁまぁ……」

「ドイツになにかされませんでした？よかったら僕がお守りしましょう。」

「間に合ってます。」

「ソ連は欧州ではないだろう引っ込んでいてもらいたい。彼女は俺と話しをしていたんだ。」

「言いよってたの間違いでしょう。」

「Aさん。あのソ連とは関わらない方がいい、戦火に巻き込まれてしまうぞ」

「何言ってんねんドイツさんよ。フランスさん、あんな野蛮な国が隣では不安でしょう。ソビエト連邦は大国ですからの圧力で抑えてあげますから仲良くしましょう。」

「何を言うかソ連よ。自分の国民さえコントロールしきれない国がどこの国を抑えるだって？」

「野蛮なゲルマン人が吠えてますわ。死んでどうぞ」

「喧嘩はやめて。そうね、飲み比べをしましょう。」

「飲み比べ？」

「ええ、お酒飲める人大好き。私が酔ってもヘロッとしてる人がね。」

「分かりましたやったるわ。量では負けんからな」




数時間後。

「あらもう終わり？ﾌﾌｯ」

「もう無理……やわ」

「強すぎる」

フランスは勝利を収めた。


✩.*˚フランスは一人あたりのアルコール消費量世界第7位
量自体は少数の差だが、人口は、ヨーロッパワン・ツーのソ連、ドイツに比べて少ない。
つまり、フランスは酒に強い。(多分)

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