年下カレシ gr.Ver ページ2
幼い頃から見てきた弟たちのような彼らは今や立派な国の幹部。グルッペンは総統として、立派になった。
母性本能がまだまだ子供だと世話をしたっているが、しかし彼らはもう大人。
野暮な気がして身を引こうとした。
そしてグルッペンが正式な国のトップとして認めれた時。
いつもより豪華な礼服を身にまとって私の家に来た。
式典まであと数刻、
「グルッペン、式典はどうしたの？はやく行かないと」
「A！！」
あの頃とは違う低いテノール、熱い胸板に男らしい匂い。
抱きしめていたあの小さな体に私は今大きく包まれていた。
「Aずっと、こうしたかった。だが、夢を成すまでしないと決めた。だが今俺の夢はかなった。 だからA」
少しグルッペンは離れて、私の前に立膝をついた。
｢グルッペン、あなた｣
「俺を育てたのはAや。だから、今ここにこの立場に立てたのはAのおかげ。そしてこれからも俺のそばにいて欲しい。」
｢グルッペン……｣
グルッペンは私の手のひらを掴んでそっと、右の薬指に銀に輝くダイヤの指輪をはめた。
「これからは恋人として俺を支え、秘書として俺の夢の続きを見守って欲しい。」
「……」
言葉が出なかった。驚きよりも、何よりも嬉しさが勝ってしまった。
「断るなら今すぐ外し、今焼こうとしていたパイの中に入れて食べてくれ。お前のために作らせたものだ、お前が身につけてくれるならどんな形でも本望だ。」
「いいえ、グルッペン。喜んでこの指にはめてあなたとの時を過ごします。」
「ありがとう」
グルッペンは立ち上がり、掴んだ右手をそのまま唇にちかづけ、薬指に輝く愛にキスをした。
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卍エシラ(プロフ) - ベルギーチョコさん» どこでもいいですよ (2022年2月20日 19時) (
レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
ベルギーチョコ(プロフ) - あの、リクエストって最新作の方の短編集にコメントしたほうがいいですかね…？ (2022年2月20日 18時) (レス) id: 1be44ced24 (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» こちらこそ細部まで見てくれてるようでお気遣いありがとうございます。 (2019年12月7日 21時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
赤狩り - 卍エシラさん» なるほど……確かに、そうですね。申し訳ありません。そして何度でも言いますが好きです。好きです(大事なことなので) (2019年12月7日 17時) (レス) id: 3967b4b60c (このIDを非表示/違反報告)
卍エシラ(プロフ) - 赤狩りさん» そうですねすみません。ですが凶はkrしかかけないので凶とタグ付けるのも少し気が引けます。ですから説明欄にwrwrd＋αとしてkr先生がいますよと書かせて頂きます。検索避けをしていても直接的なタグを付けすぎると検索避けの意味がなくなってしまうんです。 (2019年12月7日 12時) (レス) id: 62414ec622 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卍エシラ | 作成日時：2019年11月7日 23時
