『ラブライブ！』小説 (ページ22)

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第21話ページ22

いよいよ新入生歓迎会当日となった。生徒会からの挨拶を終え、新入生は各部活の見学に移った。

A「しかし、今年は本当に少ねーな、新入生」

里志「ああ、なんでも近くのUTX学園に生徒取られまくってるらしいぜ。」

A「UTX・・・？ああ、あの大企業みたいな学校か、最近上がってきてるらしいな。中三の頃推薦入試受けたことあるわ。」

里志「え？お前推薦で落ちたの？」

A「落ちた、って言うか試験の後の面接で嘗め腐った態度とったからかな。いや、元々あそこの学校行く気なかったんだけどな。」

里志「嘗め腐った態度って、どんな？」

A「”本校を受けた理由はなんですか？”って訊かれて、”せっかく推薦貰ったので、記念に”って言った。」

里志「うわあ・・・」

A「いいんだよ、進路決まってれば高校なんてどこでも同じようなもんだし。あんまり偏差値低いとあれだけど。」

と、他愛もない会話をしているとライブの時刻が迫ってきた。

A「っと、そろそろあいつらのとこ行ってくるわ。」

里志「りょーかい。頑張れよマネージャー」

A「ボランティアと呼べ。」

コンコン、とμ'sが控えてる部屋に行く。「入るぞ」と言ってドアを開けた。

海未「っ・・・///みっ、見ないでください///」

そこには顔を赤らめて恥じらう海未が居た。

穂乃果「どうかな？似合ってる？」

A「ああ、似合ってる似合ってる。てか中々衣装の完成度高いな。流石ことり。」

ことり「えへへ・・・少し気合いを入れて見ました！」

A「ほら、海未ももっと堂々としてろよ。すげー似合ってるから。それにそんな恥ずかしがってるとことりに失礼だぞ。」

海未「わ、わかりました・・・うぅ///」

実際、この中では海未が一番似合っていた。

A「よしじゃあμ's、始動だな。」

穂乃果「うん！頑張ろうね！」

全員「おー！！」

ところが、講堂には誰一人生徒はいなかった。