『ラブライブ！』小説 (ページ21)

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第20話ページ21

A「お、終わりました。確認お願いします...」

山のような書類を片付けて絢瀬先輩に提出する。
時刻は完全に夕方だ。穂乃果達はうまくやっただろうか。

絵里「・・・はい、オッケーね。まさか今日の内にやり切るとは思わなかったわ。ご苦労様。」

全部やらなくてよかったのかよ。

A「じゃ、お先失礼します。」

と言ってドアに手を掛けると、絢瀬先輩に呼び止められた。

絵里「A君」

A「はい？」

絵里「・・・あなたは生徒会の一員だということを忘れないでね。」

A「・・・失礼します。」

先程の言葉は「穂乃果達に協力するな」という意味で言ったのだろう。
あいつらが動くのが余程嫌なのだろうか。いや、彼女はそんな風に他人を嫌う人間ではないだろう。

一階に行くと、里志が居た。

里志「よお、マネージャー。帰りか？一緒に帰ろうぜ。」

A「・・・俺はマネージャーでもなければ部員でもないぞ。」

里志「やってることは完全にマネージャーのソレだけどな。」

A「マネージャーとは違うだろう。ボランティアの方が近い。」

里志「へいへい。」

こいつ、完全にマネージャーだと思ってやがる。

下駄箱から出ると、穂乃果達が居た。

穂乃果「あっ！おーい！Aくーん！」

何をやっているのだろうか。穂乃果を見ると今朝みたビラがあった。
大方、秋葉は海未にはハードルが高過ぎて学校に来た、と言ったところだろう。

里志「お呼びだぞマネージャー。」

A「うるせー死ね。」

すると、穂乃果が近づいてきて

穂乃果「はい！」

A「・・・はい？」

穂乃果「はい！手伝って！里志君も！」

里志「えっ」

様子を察知したのか、海未とことりも近づいてきた。

海未「A、いいところに来ました。半分手伝ってください。なんなら全部でもいいですよ。」

A「うるせーよ。てか半分とか言ってるけど2/3寄越してんじゃねーよ。」

しかし、予想以上にビラが余っていることに気付いた。

A「・・・」