『ラブライブ！』小説

第22話 ページ23

ライブが終わった翌日、生徒会室に行く。
そこには絢瀬先輩がいた。

絵里「おはよう。」

A「おはようございます。これ、今月の予算案です。確認お願いします。」

絵里「・・・ねえ」

A「はい？」

絵里「あなた、なんとも思ってないの？昨日のライブについて。」

昨日のライブ
結論から言えば”失敗した”のだろう。ライブが始まる時刻になっても講堂には誰も居らず、一時は中止になるかと思われた。

A「ほんの数人ですが生徒は来ました。俺はそれで充分だと思います。」

絵里「充分？たった数人で？」

そう、中止かと思われた直後に生徒が来たのだ。その生徒というのは、先日μ'sを応援してくれた小泉花陽である。
花陽が来てくれたお陰で三人のやる気は蘇り、ライブを完走したのである。

絵里「あなたたちは生徒にスクールアイドルというものをアピールするために講堂を使ったのでしょう？それなのに数人程度しか集まらなかったというのは、失敗ではないのかしら？」

A「確かに”アピールする”という意味では失敗かもしれませんね。・・・いえ、ぶっちゃけ俺はこのライブが成功するなんて最初から思ってませんよ。」

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