今日:10 hit、昨日:3 hit、合計:911 hit
小｜中｜大
第百二話 ページ2
「くっそ……！」
未だに目当ての侵略が阻めず、俺は肉体的にダメージを受けるばかりだった。
まあ、血が掠っていないのは幸いなのかもしれない。
その方が、Aに迷惑をかけなくて済む＿＿いや、Aに迷惑をかけたくないからだ。
「こんなんで助けられんのか＿＿俺。」
か細い声で自問自答をする。
なんとも情けない事だ。
今頃Aは何を思っているのだろうか。
そう考えていくうちに、視界が歪み、クラクラしてきた。
「くっ……！」
しばらく寝たりしてないからだろうか。
はたまた、精神的によるダメージ、という事もあり得る。
ようやくAの部屋に着き、息を整えるも、体がふらつき、寝息をついているAの隣に倒れ込んだ。
「…っ＿＿A…っ…。」
俺は何かをAに告げようとしたものの、その言葉は口から出る事なく、意識を手放した。
"側にいてあげられなくて、ごめんな"
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Madicc | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時：2014年2月4日 14時
