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男たちの元へ、次々と土や植木鉢の置いてあった棚が倒れていく。

「ぐえ」という蛙の鳴き声のような声をあげながら、男は次々とその棚の下敷きになった。



Aが目を見開き、それをする人物を捉えた時、彼女の胸は泣きたくなるくらい安堵してしまう。




『行くぞ、A!』




銀時はそう言って、彼女の腕を掴んで走り出す。
しかし、Aは一瞬反応が遅れながらも、それを振り払った。


そんな彼女に、「何故」と言いたげの目を銀時は向けたが、Aはあの男の元へ一直線に駆ける。



迫る彼女を呆然と見ていた男から銀色のアタッシュケースを奪い取った。
男はそれを取り返そうとするも、銀時に止められたことによりその手は空を掴む。



銀時は再びAの手を引き、この場から急いで立ち去る。



しかし、入ってきた入り口から出ようとしたが、そこには一台の車が停まっており、二人の男がその車から出てくるのが見えた。



銀時は男の仲間かもしれないと慌てて踵を返すも、Aは男の内の一人が沖田であることに気付く。



本来公安なら助けを求めればいいのだが、今の彼女の手には銀色のアタッシュケースが握られていた。


もし、事情聴取を受けることになった時は、このアタッシュケースの存在も明るみにしなくてはならない。


つまりは、神威の会社から漏れた情報はここで踏み潰すことができず、結局は世に出てしまう。




それはいけないと思ったAと、偶然にも彼らから逃げるという意見が合致した二人は、別の出口を探した。

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 坂田銀時   
作品ジャンル:アニメ
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さざんか(プロフ) - 更新お疲れ様でした…!そして素敵な作品を本当にありがとうございました!涙が出てきちゃう程良いお話で、凄く忘がたい作品になりました。完結から長らく経ってしまいましたが、出会えて良かったと心から思います。本当にありがとうございました。 (2022年3月13日 3時) (レス) id: 20c7caba78 (このIDを非表示/違反報告)
今日花 - とても良い作品でした。神威が不器用な、けれど優しいところに惹き付けられました。最後は結婚という結果で思わず笑みが溢れます。心に残る作品でした。 (2017年9月19日 18時) (レス) id: 53c7e05c46 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - ななさん» ありがとうございます! 大好きとは、勿体無いお言葉!! 神威は難しくて苦戦していましたが、ななさんにそう言ってもらえたので、そんな苦悩は吹き飛びました! コメントと閲覧、本当にありがとうございます( ´ ∀`) (2017年8月12日 10時) (レス) id: 30ed3dcdf9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結おめでとうございます!!とても面白くて素敵なこの小説、大好きです^^これからも頑張ってください!応援しています! (2017年8月6日 1時) (レス) id: f0f39f84a9 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - RTtk46NmHahsgrzさん» ありがとうございます! こちらの作品、悩みに悩んで進めて行った作品なので、そう言ってもらえてとても嬉しいです。いつかまた、読み返してくださるとありがたいです^^ 他の作品も、もし良ければ読んでほしいです! また好きになってくださいな!! (2017年8月4日 10時) (レス) id: 731ff239df (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/harumemory  
作成日時:2017年6月19日 20時

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