みんな大好き紅一点！４

飽き性な兄さん ページ32

あいかside







ある日の夜




勝利とソファに座って、久しぶりに映画をみてた。








何見るかでめっちゃ争った結果、私が見たかったものに決定☆









……






《私、とっても大切なことを忘れてました》









《え？なに？》









《もうひとつ、欲しいものがあるんです。》









あいか「来るよ来るよーーーもうすぐ来るよーーー！！」









勝利「黙って！今いいところ！」









そう、レインツリーの国を見てます！


(ちゃーんとDVD買ってるあいかちゃん。)









……



《こっち！》









あいか「来たーーーー！ハグーーーーー！」









勝利「だから黙ってよ」









あいか「ヤバイ、キスシーンくる………。見たくない」









勝利「……」←ついにシカト









が、しかし



このままラストの感動のシーンに入るところだったのに………







ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ









あいか「……誰。」









勝利「めっちゃいいとこなのにー」









勝利が一時停止ボタンを押してモニターを見に行くと









？「俺だよーーん」









勝利「うわ！伸さん！！」









あいか「なーんか聞いたことあると思ったー。」









なんと、今TVの中でキスしようとしてる人が我が家にお越しのようで。









ーーーーーーーー




玉森「おじゃしまーす」









勝利「こんばんはー！」









あいか「こんな時間にどうしたのよ」









玉森「ん、プレゼント持ってきたー」









……嫌な予感しかしない。






ルンルンのタマさまは、袋を勝利に渡した。









玉森「勝利にやる！」









勝利「………開けてもいいですか？」









玉森「おう！」









恐る恐る袋の中を見てみると……









勝利「……スポーツウェア？」









玉森「おう！ボルダリングにハマったけど、何回かやって満足したから、一式やる！」









あいか「またーー？前もウチに持ってきたじゃん！飽きたからあげるって。」









玉森「いいじゃーん。勝利、ボルダリング楽しいよー」









あいか「もう……うちは裕太君の物置場所じゃないんだからね！」









勝利「いつかチャレンジしてみます……笑」









きっと実家に持っていって拒否られたんだろーな笑


やれやれ……。

女子なんです。→←珍メン

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