みんな大好き紅一点！４

女子なんです。 ページ33

あいかside







梅雨入りしてかずーっと雨、雨、雨



でも今日は珍しくカラッと晴れた。









そんな気持ちのいい午後

私は仕事の合間に青木さんとランチ中






今日は、お洒落なカフェに来てみた。

※帽子と眼鏡を着用して勝利といなければ、案外バレないあいかちゃん。←え









あいか「・・・・・・」









青木「・・・・・・・」







さっきから黙ったまま、ずーっと二人して店内を人間ウォッチ中









右を見れば………



「うわーー！すごく美味しそうーー！」


「インスタ映えする〜♪」




運ばれてきた料理をパシャパシャ写真におさめる、若いお姉さんたち









左を見れば………



「ねー、実はこの前〇〇先輩にコクられて付き合い始めたんだー」



「マジ？？あのイケメンでしょ？ちょっと、詳しく聞かせてよ！」





恋バナに花を咲かせてる、可愛らしい高校生二人組









外のテラスを見れば………






コーヒー片手に何やら真剣に紙を眺める、美人キャリアウーマン









店内の奥のカウンターを見れば………






「秘書課の〇〇さん、めっちゃイイ人らしいよ」



「それ私も聞いた！でも実はウチの課の先輩が狙ってるんだよね………」






制服を着て社内の話をする、昼休み中のOLさん達









あいか「・・・・・」








青木「・・・・・」








店員「お待たせしました！こちらがAランチで、こちらがBランチになります！」








あいか「……あ、ありがとーございまーーす」









店員が注文の料理を運んできて、テーブルを去った。









青木「………なんなの、この空間。リア充ばっか。」









あいか「なんか、皆楽しそうだね。いかにも女子！って感じ。」









青木「皆いっつもこんな洒落たもの食べてんのかな」









あいか「………青木さん、昨日の夜ご飯は？」




　






青木「えっと………、疲れて作る気にも慣れなかったから、吉牛お持ち帰り………。あいかは？」









あいか「私は………、風磨君と樹と勝利と四人で焼き肉………。」









青木「昼は食べる暇なかったから、野菜ジュースだけだったしね………。」









あいか「しかも話す内容は半分が下ネタだし。」









青木「そりゃ風磨がいる時点で終わってるから」←おい！(byふーま)

女子なんです。→←飽き性な兄さん

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