〜続編決定記念話〜 ページ32
もしも土方さんを憎んでいなかったら
夢主は新選組の幹部設定です
土方さん視点
土方
書類仕事が終わり俺は気晴らしに稽古場に向かった
今の時刻なら皆巡察やら仕事やらで誰もいないだろう
そう思っていたが強く木刀を振る音が聞こえる
不思議に思いながら足を進めるとAが汗だくになりながら必死に稽古していた
俺は苦笑しながらAに近づく
俺の気配に気づいたのかAは木刀を振る腕を休め俺に駆け寄ってきた
貴「兄様!書類の仕事は終わったの?」
土「あぁ、一段落ついたから気晴らしに来たんだが...」
貴「じゃあじゃあ!私と試合しようよ!」
笑顔ではしゃぐAにまた苦笑をもらしながら頭を撫でた
土「じゃ、木刀を持ってきてくれ」
そう言うとAは走って木刀を取りに行き土方に渡した
両者共に構え先程とは打って変わって真剣になる
先方はAだった
体が軽いせいかAは兎に角素早い
だが土方は余裕で木刀を受け止めた
そして互いに打ち付け合いAは隙を見て背後に周り一本取ろうとした
しかし土方はそれを想定していたように後ろを向きAの木刀を弾き首に当たる手前で止めた
貴「あー!また負けた!...やっぱり兄様には敵わないや」
土「当たり前だろ。妹に負けたなんざ笑い話にもなりゃしねぇ」
笑いながらそういうと「次は絶対に勝つもん!」と頬を膨らませるAにまた笑った
貴「...ねぇ兄様」
土「ん?何だ?」
Aは土方を見上げ微笑んだ
貴「...___」
....______
土「A!....ハァ...ハァ....!」
土方は布団から勢い良く起き上がった
頬からつーッと汗が落ちる
土「夢....か」
質が悪い夢だな....
土方は重い体を起こし着替える為着物に手をかけた
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斎藤ようこちゃん(プロフ) - 久しぶりに、読みました。 (2015年11月15日 8時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わ〜土方さんですね〜 (2015年2月11日 13時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - 私も、欲しいです。 (2015年2月11日 9時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
龍舞(プロフ) - 斎藤ようこちゃんさん» 沖田さんにはやはり猫耳だと思いまして(笑)...こんな猫がほしい(願望)← (2015年2月11日 9時) (レス) id: 65c7405edc (このIDを非表示/違反報告)
斎藤ようこちゃん(プロフ) - わ〜。沖田さんの、猫耳可愛いかも。♪ (2015年2月11日 8時) (レス) id: eede5b9ca7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍舞 | 作者ホームページ::http://uranai.nosv.org/u.php/novel/Answerr/
作成日時:2014年12月29日 16時