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100%【8月30日】 ページ34

「あっつ…」

夕方、帰宅すると涼しい空気に肩の力が抜ける。

「お、おかえり〜」

リビングから覗いている彼の顔が見えてとっさに走る。

「ふはっ、なにぃ?」

幸せそうに笑う志麻くんがかっこよくて可愛くて胸に顔を埋める。

「なにしてんのー?おかえり〜」

「じゅーでん…」

彼はいたずらっぽく笑う。

「今何パーなん?」

「…2」

「にぃ?!やばいやんそれもうピンチやん」

「ピンチなの…」

彼は優しいから、私の体をぎゅっと抱きしめて離そうとしない。
頭を撫でたり、髪の毛を耳にかけたり二の腕をさわさわしたりして暇をつぶしているみたい。
それがなんだかくすぐったくて身をよじる。

「何パー回復した?」

「10」

「なかなか遅いなぁ…」

ニヤニヤと笑ってる志麻くんが急に私を抱っこして立ち上がる。
動く気力もなくじっと彼に抱かれていると彼はキッチンの方へ向かって冷凍庫を開けた。

何を取ったかはわからないけどそれをもって、私をまだ抱いたまま脱衣所へいきタオルを取った。

そしてまたソファーに戻って座るとタオルに包んだ、冷凍庫から取ったであろう保冷剤を私の首にピトッと当てた。

「お嬢さん体温ちょっと高い」

「えぇ…?」

「えぇ?じゃなくて」

自分は全く気が付かなかったけど、すこし体温が高いらしい。
彼はそれに気づいて保冷剤を持ってきてくれたのだ。

「だるくない?体」

「んーつかれた…」

「そっかそっか…部屋着着替えてベッド行こ」

「…ん」

頭を撫でられて少し眠気がやってくる。
明日も仕事だからアラームもかけないととか、起きてご飯作らないととか、無駄なことをたくさん考えてしまうけど志麻くんの優しさに甘えっぱなし。

「定時で帰れてよかったな」

「うん…」

「一回寝とき8時くらいになったら起こしに来るから」

「うん…」

「ねむいな、おやすみ」


彼が私の目元を手で覆うとさらにやってくる眠気。吸い込まれるように睡魔にのまれ、私は眠りについた。


起きたら100%になってるといいな。

同じ日常でも【8月31日】→←夏を感じる【8月29日】



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美麗@ラ - 完結おめでとうございます、そして1ヵ月お疲れ様でした!れおなさんの書く志麻くんがドタイプすぎて…笑最高でした!れおなさんの作品他も色々読んでます、大好きです! (2021年9月5日 13時) (レス) id: 898ecf2a8e (このIDを非表示/違反報告)
乃々夏(プロフ) - 1ヵ月間ほんとうにお疲れ様でした!夏休みの楽しみが増えて、とても嬉しかったです!最高でした…!!評価は何十回も押してますよ!どうして1回しか押せないんでしょうね!!そろそろ運営に殴り込みにいこうかなとおもってます!! (2021年8月31日 23時) (レス) id: e426f8e368 (このIDを非表示/違反報告)
暁の天(癒樂)@SOS同盟(プロフ) - 1ヶ月間お疲れ様でした!凄くあっという間にこの日を迎えてしまったなぁ、と少し寂しく思います… 本当に毎日お疲れ様でした!ありがとうございました!! (2021年8月31日 18時) (レス) id: bfed5c7004 (このIDを非表示/違反報告)
aoino(プロフ) - 1ヶ月間お疲れ様でした!毎日この小説の更新が楽しみで通知があるとワクワクしていました!ありがとうございました! (2021年8月31日 17時) (レス) id: f3a5a28b66 (このIDを非表示/違反報告)
りょくちゃ(プロフ) - 一ヶ月更新お疲れさまでした!毎回すごく楽しかったです、、、ありがとうございました! (2021年8月31日 13時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:れおなちゅ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2021年7月31日 13時

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